主夫の日常

ブログ内で、あまり私生活のことを書いてこなかったけれども、実は昨年11月に入籍し、3月に女の子が生まれた。そして、現在、外貨を稼ぐ仕事は育休状態で、主夫モードで過ごしている。

食事を作って、沐浴の準備でお湯を竃で沸かして、天気を把握しながらオムツ洗って干してたたんで、布団も干して、買い出し行ってなどなどなどなど。家族の暮らしベースを整える。
それがひとまず、赤ちゃん出生後のワタクシの仕事。

「よくやれるねぇ」「それはパートナーも助かるねぇ」といったことをよく耳にする。
先日訪ねて来てくれた友人に対しては「まぁ、他に選択肢がないし、勤めに出ているわけでもないしさ」と答えたが、かなり雑な返答だった。
ということもあって、なぜ2ヶ月育休状態にして、共生期間をサポートする選択をしているかを書いてみる。
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火のある暮らしと天然ボディワーカー

去年の5月に3800円ぐらいで8kgのプロパンボンベを充填した後に、これをなるべく長く使おうと決めた。ボンベの充填期限が切れるというのが主な理由。

さて、どうするか?
自分で焼いた炭があるので、それをけっこう使う。
風呂を沸かすのは薪なので、そこでできる熾(おき)を火消し壷に入れて、いわゆる消し炭を作る。薪ストーブからも眠る前に同じ要領で消し炭を取り出す。

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(風呂の焚き口=工夫したらパンも焼ける)
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錬菌術ふたつ

自然に近い環境に暮らしていると「金」ではなく「菌」との付き合いが大切だと実感している。

ひとつ目は、キノコ
2ヶ月ほど前に薪が欲しくて、風倒木をもらいにいった。ヤシャブシャという樹。ぐにゃっと倒れていて、一部枯れているのだが、根っこが生きていて完全には枯れてはいなかった。すぐに薪にはならないなぁ、と思ったら「キノコの原木にできるんじゃないか」との話が。

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おー、ということで、菌を大分の業者さんから手配。
ナメコの駒菌を入手。
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ヘチマと平和

今年は、ヘチマに育ってもらった。
生命力旺盛で、5株程度だったのだけども、たくさん実ってくれた。
炒め物にして食べるとかなり美味。
で、成長しきったヘチマの繊維をとってみた。

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ちょうど、台所のアクリルたわしがボロボロになっていたので、ヘチマたわしを使い始めた。なんというか、ものすごく心地よい。繊維がどんどん柔らかく馴染んでいく。そもそも、あまり油汚れした皿を洗うことがないので、僕の家ではこれで充分。大げさだけれども、皿洗いに歓びがある。 続きを読む

「ゴミ」と循環

田川地域の愉快な仲間達と企画&実施した「ゴミフェス」
この間、どっぷりとゴミについて、調べたり考えたり。
なかなか、良い経験だった。

「ゴミ」だけでは、人は集まらないだろう、ということでマルシェも実施することに。
コンセプトは「ゴミゼロ」となった。
今回は、新規の包材は使わないというチャレンジ。
お皿ももちろんリユース(再利用)できるもの。
業者から借りることもなく、メンバーでかき集めることができた。
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特に「どうしようか」と悩んだのが、持ち帰り用の包材。
「そのぐらいは良いんじゃないの」という声も聞こえてきつつ。
マルシェチームで話し合う中で
「仕方が無い」「そのぐらいは、まぁ」ということの積み重ねが今の美しくない状況を生み出しているのではないか。やれるところまでやってみよう、ということに。
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9月30日トーク@福岡市 NPO希望

先日訪れた「NPO希望」@福岡市。
以前から代表の方とは交流があったけれども、事務所を移転してからは初の訪問だった。ビックリするぐらい素敵な空間。都市の中のオアシスみたいな建物。
その希望さんにて、トークライブを開催します。
この日は「みんなのおうちごはん」という週1回展開されている持ち寄り食事会の日(11時〜)。その後にトークをいたします。
お時間ある方は、おうちご飯からぜひご参加くださ〜い。もちろん、僕も参加します。何を持っていこうかな。

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「〜楽しいスローライフ〜1ヶ月3万円で暮らす」
後藤 彰さんトークライブ! 続きを読む

8月7日と9日 お話会@赤村

下記の枠組み
8月7日(金)と9日(日)の開催が確定しました。
まだ、席に余裕はあるので、ピンと来た方はご連絡ください。

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僕の暮らしの現場にて、半農半スロービジネス&月3万円暮らしのお話&昼食会を8月上旬に開催しようと思う。
お話会で遠方に出かけて行くことが多々あるが、現場で語るのは合宿の時くらい。もっと、頻繁に自分のフィールドで語る機会をつくってみよう、と。

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8月7(金)9(日)

内容は以下
★お話会で語っていること=「脱モアモア教と半農半SB&月3万円暮らし
★現場のぐるっとツアー(やっぱり、現場を見て解説を聞くのが一番説得力があると思う)
★持参の食事会とおしゃべり(たのしく美味しく語らいましょう)。

これはきっと愉しいはず♪

日時:8月7日、9日

10時スタート 14時頃まで
参加費1400円(資料、ハーブティーか野草茶、食事の時になんやかんや付きます)

月3万円暮らしの現場でしか分からないことを感じてもらえたらな、と。
自然農的に営んでいる畑も組み込みましょう。その頃、シェアできる野菜が何かあるかな〜。

zuki

興味が在る方、お気軽に参加してください!

申し込み&お問い合わせ先
後藤 彰
beart.nowhere★gmail.com
★は@に変更してくださいね。

お茶の自給

春になると、植物が芽吹き出す。
その柔らかな新芽や葉っぱを活用してお茶を仕込む。

先日、赤村にて大先輩からお茶摘みと製茶を一通り習った。
お茶は毎度よく飲むので手づくりしてみたいなぁ、と思っていた。
ある山の中に茶の樹があることを発見していたので、茶摘みと製茶を自分でやってみた。

「一芯二葉」という言葉があるのだが、お茶を摘む時に芯1つと葉2つまで摘むということ。その辺は柔らかくてお茶に向いている。
ザックに一杯取ろうと思って意気込み充分でスタートするも、全然たまらない。
1時間半ぐらいトリの声を聞きながら作業。ザック5分の1ぐらいは収穫できたのでよしとした。
昔、インドの茶園でひたすら茶摘みをする人達と少し交流したことがあったが、自分でやってみると、彼らがいかに手際が良いかが分かる。彼らは1日中ぶっ通しで茶摘みをしてるのだよなぁ。
そのお茶が買い叩かれるケースが多い世界の現実。安い紅茶に手を出したくないなぁ、と改めてそんなことを思いながら、家に帰って製茶。

製茶は「釜煎り茶」という方法。中国式らしい。
フライパンに茶葉を入れ、水を足して蒸し煮状態にする。

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乳酸菌と発酵

僕の家には発酵物がたくさんある。
最近、仲間入りをしたのは「乳酸発酵液」
米のとぎ汁を取っておいて、砂糖&塩を適当に加える。
日向に置いて、たまに振って、としていると乳酸発酵してくる。
それを、畑にて野菜の水やりに混ぜて使っている。
土壌の微生物も活性化するらしい。葉面散布も良いとか。

stap_drink 続きを読む