IFSのセッションプロセスの中で生じていることを簡単に表現すると、「その人セルフとパーツの対話」だ。セラピストは基本的にそれをサポートする人。
セルフは、当人の精神性やスピリチュアルなエネルギー。
パーツは、批判的だったり頑固だったり怠け癖だったりといった人間らしい側面。
そんな捉え方もできる。
この内面での対話は経験してみないと分からないかもなぁ、と思いつつ、どういうことなのかを表現してみたい。
例があった方が分かりやすいので、先日自分の中で生じていた葛藤を題材にしてみたい。
簡単に表現すると「福岡県内の特定の場所に引っ越すか」「その場所には引っ越さずに別の場所を探すか」「引っ越し自体をせずに現状に止まるか」ということ。
2月頃にご縁が繋がり、すぐにでも居住可能な古民家を紹介してもらった。
移住という大きな決断でもあり、すぐには心が決まらず、右往左往する。
「引っ越ししようぜ」と言っているパーツの声
これはそういう流れなんだ。
環境も良いし、いろいろな潜在的可能性も高い。
友人一家もすぐ近くに住んでいる。
コミュニティを創っていくことをしたいなら、条件が揃っているじゃないか。
などなど。
「いやぁ、どうかなぁ」と言っているパーツの声
家が広すぎるし、長く住むにはそれなりの改修も必要なんじゃないか。
子育て世代がとても少ないし、これから増える可能性が本当にあるの?
「山が付いている」って聞いてたけど、そこまで広くないし。
まだそんなに知らない土地だし、焦って決めるのもどうかなぁ。
などなど。
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