苗づくり(田んぼのしごと)

今年も、田んぼの季節がやってきた。
意識的に、田んぼの1年を記録しながらお知らせしていこうと思う。

一般的なやり方や良く言われている通説は脇に置いておき、akilagotoh流の「田んぼしごと」をシェアしていきます。

まずは、苗づくり!
これは、ここ3年ぐらいで大体やり方が定着したもの。ちなみに、僕の稲作歴は10年目。
これまでは、苗箱でやったり、田んぼに直接播いたりいろいろしてきた。
失敗続きで、知り合いの農家に「苗をください」とお願いに行ったことが何度もある。苗を自給できないと、田植えのタイミングなども定まらないので、ここは大切なしごと。

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今シーズンの田んぼ

今更ながら、稲刈りなどの振り返り。
昨年は、何と80%をイノシシが食べてしまうという事態に陥りました。
これまで対応できていたイノシシ除けのネットはいとも簡単に喰いちぎられ侵入してくる。無力感を感じつつの田んぼ仕事だった。

今年は友人が電気柵を貸してくれたこともありイノシシを食い止めることができた。電気柵に草が当たらないようにという草刈り作業は結構大変だった。夏場は1週間ごとに切らなければ間に合わないぐらいだった。電気柵があることで気付く草の生命力。

更に収穫間際にはワイヤーメッシュという金網状のフェンスが集落に導入された。
そんなことが重なり、今年は有り難いことに一年分の米が収穫できた。

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山と菌の恵み

2013年3月末に赤村でお世話になっている方から連絡が入る。
「ごとーくん、薪があるけん、取りおいで」。

ラッキーということで、伺うと、その薪はクヌギだと言う。

「シイタケ用に伐り出したのだけど、ウチの分はもう菌の打ち込みは終わったけん、薪にしたら良いよ」と。

「へ〜、これ、僕も菌を打ったら、シイタケ栽培できるんですかね?」と聞くと「できるよ。はっはっは、シイタケ屋さんになるかね」と。
それならば、ということで、急遽大分県の業者から種菌を取り寄せて、作業。
確か、500駒だったと思う。 続きを読む

稲からもらう元気

赤米はすごく背が高いので倒れやすい。
今年も一部が倒伏してしまった。

そうなると、3〜4株ぐらいをくくって回る必要がある。
これが、毎年ちょっとした苦痛だった。
くくっても、2〜3週間後には稲刈りをするのだ。

ちなみに、くくらないと水に付いた穂が発芽してしまう。


作業途中

昨日、重い腰をあげて、いざ作業。
田んぼに入って、作業をしていると、日の光が暖かく、風が心地よく、ものすごく気持ちが良かった。


作業後:違いが分かるかな。。。

そして、赤米に触れて作業をしていたら、なんだかすごくパワーをもらったというか、元気になった。
赤米の色の感じや重さ、葉や茎の色や感触、その生命力と存在感。

先日読んだ本に、人の身体は見えている外側にもエネルギー場のようなもの、あるいはオーラが広がっていると書いてあった。
植物も同じなんだろうなぁ、と深く納得。
赤米のエネルギーを分けてもらったというわけだ。

やはり、農作業は瞑想と筋トレだという捉え方がしっくりくる。
赤米は色が大分落ち着いてきたけど、今度は紫がかっていてすごくキレイだ。

稲刈り 10月18日と19日

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自然と暮らしと平和のがっこう beart
~赤米田んぼの稲刈り~
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6月22日に一本植えで田植えをした赤米田んぼ。
ひょろひょろだった苗も立派に育っています。
シシクワズの別名もある赤米は、イノシシにもやられていません。
日照不足も何のその、しっかり実っています。
来る10月18日と19日に稲刈り&食事会を実施します。

稲刈りはもちろん「手刈り」。
鎌でザクザクと音をたのしみながら、
イネや大地と向き合いましょう。
田植えの時には「瞑想的田植え」をしました。
稲刈り時には「瞑想的稲刈り」をしましょう。

うちの田んぼは農薬も化学肥料も使っていないので、生き物たちの楽園。
いろいろな虫や草花のいのちがのびのびと生きています。
と~っても静かな環境の中で、風に吹かれ、
季節を感じつつ、田んぼ仕事をご一緒しませんか?。

刈り取った稲は、竹を組み「ハザ掛け」=天日干しをします。
田植えに参加されていない方でも、お気軽にご参加ください♪
毎日食べるお米が育つ田んぼ。きっと新しい発見がいくつもありますよ。

日時:10月18日(土) and 19日(日)(雨天中止)

時間:10時 平成筑豊電鉄 源じいの森温泉駅前に集合  15時頃終了予定

●持ち物
お昼ご飯。汚れてもよい服装。帽子。長靴。軍手。あれば鎌(ノコ鎌が望ましい)。

○プログラム費: 個人参加:大人800円/家族参加1400円/ペア参加1400円
昼食はご持参ください。ちょっとした汁物を用意します。

●定員:各日10名ほど

【主催:問い合わせ&申し込み先】
自然と暮らしと平和のがっこう beart 後藤彰
tel: 0947−62−2470(留守電になった場合は折り返しの連絡先を吹き込んでくだ
さい)
e-mail: beart.nowhere★gmail.com
★は@に変更してください。

以上

電気柵と山のこと

去年は自給の用の米を8割方イノシシが喰ってしまった。
共存や分かち合いは大事だけども、これにはちょっと参ってしまった。

ここ3年程でイノシシの被害が多くなってきている。
どうせ、対策をしてもやられるのだ、といった弱気な想いもあり、かなり憂鬱だった。

ところが、春先に農の先輩から「電気柵、使っていないのがあるから貸しましょうか」と言っていただき、拝借できることに。

お盆前に電気柵をグルリと田んぼに張り巡らせた。
支柱が足りなかったのだが、それは女竹で代用。
竹は伝導性があるので、そのまま線をつなぐと漏電してしまい、効果が薄れる。
「パッカーをかませれば良い」というヒントをもらっていざ工作&作業。

ほぼ丸1日かかって作業は完了。
その後、確実に効果があるようでイノシシの被害は今のところ無し。
しかしながら、見回りと漏電チェックは欠かせない。

でも、電気柵があることで、僕の心理的ストレスは激減している。
去年までは、この時期に田んぼを見に行くのが本当に毎回不安だった。
「もしややられているのでは?」と。そして、実際に侵入されていた時のやるせなさったらない。
そんな不安&ストレスがない今シーズン。

後1ヶ月ほどで収穫になる。
今時期は山に栗もあるので、田んぼには来ないでね、と願いつつ。

以前は電気柵で田畑を囲うことになんだか抵抗感があった。
自然と田畑、自分と田畑を断絶してしまう印象、作業性が落ちること、囲い込みのイメージなどなど。けれども、そんなことを言ってられない状況になってきている。
集落の中でも電気柵やネットがドンドン増えていく。

山に雑木があって、実の成る樹々があれば、こういった心配もなくなり、獣とも共存できるのだろうに、と思いつつ。
栗の苗木でも育てて山に植えていこうか、などと考えている。
何もしないでいても、状況は年を追うごとにどんどん悪くなりそうだし。

田んぼの様子

6月22日に田植えをした赤米田んぼ。
その後、順調に育ち、今、もっとも美しい状態となっています。
9月15日現在の様子です。

 

田んぼが一面、ワインレッドに染まり、風に穂がなびく。
「この風景を見るために田んぼに関わっている」と言っても過言ではないぐらい。


なお、これは8月23日の赤米の様子。この時点でかなりたくましい。

今年は日照が不足して、あまり株分がうまく進みませんでした。
それでも、稲は自分のいのちを全うすべく、すくすく育っています。
その自然の巡りをありがたくいただくわけですね。


8月23日のイセヒカリ。


今日のイセヒカリ田んぼの様子。

後は、イノシシに食べられてしまわないように、しっかり管理します。
そろそろ、山に栗が成り出すので、わざわざ田んぼには出てこないで済むんじゃないかな。と願っています。

稲刈りは10月18-19日辺りで行います。
素足で田んぼに立つ心地よさを多くの人に味わってもらいたいな、と思いつつ。

田植えと祈りと

少し時間が経ちましたが、無事に田植えが終わった。
今年は、苗を育てることがけっこう上手くいった。
「みのる式ポット苗」も良い感じだったのと、
直播きした部分が雑草もあまり生えずにガッチリ良い苗に。

播種のタイミングも良かったのかなぁ。
例年、苗が足りないことが多く、ヒヤヒヤするのだけれども、今年は有り余るぐらい。

6/22には、関係者合わせて5名で田植えのイベント。
当日は朝まで雨が激しく降っていたのだが、晴れ女さん2名の登場と同時に、ピタリと止みました。

5名の大人がモクモクと田植えをすると早い早い。
静寂の中でおしゃべりしながら、お米に関する話もしながら植えていきます。
途中で、しゃべらない瞑想的田植えも。
この時間もすごく良い雰囲気でした。

子どもの頃に田植えを経験して以来という方もいたのですが、
「田植えってたのし〜んだ!!!」と思わず叫んでいたのが印象的でした。
自給用の小さな田んぼであれば、たのしいペースでやることができますね。
「足るを知る」モードでいると、多くのことが良い循環に入っていく印象があります。


作業後の昼食は豊かなおしゃべりの場。笑いの絶えない時間でした。

イベント後には、数日かけて自給用の田んぼの田植え。
こちらも、播種後50日ぐらい経ったガッチリ苗を植えていきました。
今年は、自由な時間が多いこともあり、あまり負担感無く、楽に田植えがやれた感じがしている。

最近、時間や予定にあまり縛られない暮らしのリズムをたのしんでいる。
「さて、今日は何をするかなぁ?」ということも多々あり。
そんな時に田畑に出る時間は「祈り」の時間なのだと気付いた。

こないだも、一部耕さずに自然農的にやる田んぼの部分を設定して、そこの田植えをしていた。
前日には集団的自衛権に絡む憲法解釈の変更が閣議決定されていた。
やるせない気持ちもありつつ、無心で田植えをしていく。
「ああ、これは祈りなんだ」と妙に納得した。

すると不思議なことにカエルが数匹こちらを見ていて、コミュニケーションを取ってくる。
ゲコゲコと鳴くのではなく、ちょっとネコのような鳴き声で「キュ〜」といった挨拶をしてくるではないか。1匹ではなく、何匹も。すぐ近くまで寄ってくる。
こちらも「んん、どうした?」なんて声をかけ、微笑み返しながら田植えをする。

そうしながら、「これで良いんだよなぁ」とすごく大きな安心感に包まれていた。
田んぼという仕組みがあることで、自然やいのちと向き合える。
そこから気付きや安心感を得られる。
そこにとても精妙な時間が流れている。

「これで良いんだよなぁ」と再度つぶやく。


田植から一週間経った様子@赤米田んぼ

田んぼの環境が整う

雨が少なく、水が田んぼに入らない。
こういう時の結論は、雨を待つ。

去年も似たような状況だったので、経験則から不安は全くなかった。
そして、雨が降り、田んぼの環境整備をどんどん進めていった。

田んぼの作業で使うのは、耕耘機。
もう40年近く前のものだと思う。
構造はシンプルで、かなり良く働いてくれる。
使うのはこの時期だけなのだが。。。

田んぼに水を引き入れながら、
耕耘機を動かし、水と土を混ぜる。そして、泥にしていく。

はじめはこんな状態

水がある程度当たったら、それをトンボで引っ掻き回して泥を作ります。
泥になってくれると、水保ちが良くなり、田んぼを抜けていく水が減るわけです。

これがけっこうな運動量。良い筋トレです。

トンボで練った後の田んぼの上を水がスルスルと走り移動します。
この風景を見るのは、何とも楽しい。田んぼが整い始める瞬間。
心躍ります。

そして、それを全面において繰り返すと、水が全体的に張ってくるわけです。
そして、水を蓄えた田んぼというシステムが立ち上がります。

心の中で、拍手喝采という状態です。
田んぼが田んぼになると、それはもう嬉しいわけなのです。

あ、並行して畦塗りという作業もしますよ。
田んぼが整ったら、いよいよ田植えです。