水が少ない!

僕が扱わせてもらっている田んぼは、いわゆる「ヤマツキ」の田んぼ。
山の中にあり、基盤整備も入っていないので、小さい田んぼ。
でも、集落の先人達が丁寧に環境を整えて来た田んぼ。

今年は、とにかく雨が少ない。
というわけで、田んぼに入る水が圧倒的に少ない。

これにはいかんともしがたく、どうしようもない。
雨を待つしかないという状況。
しかし、なんとかしたい。

ということで、上の田んぼから落ちていく水をホースで引かせてもらうことに。
ホースをどう固定しようか、アレコレ考えた。
突っ張り棒のようなもので側溝に固定する?
木の板をはめて、そこにホースを固定する?
お金をかけずに、知恵工夫と思いながらツラツラ考える。

ん、土嚢でいいじゃん。
ということで、土嚢で水を止めてホースを置き、その上にまた土嚢を乗せることに。
ホースの先には壊れた雨樋(塩ビ管)を利用。
土嚢といっても、買い物袋に土を詰めた簡易のもの。
高低差でホースの中を水が移動して、田んぼに入る!

この水がなければ、いっこうに田んぼの準備ができなかったので、かなり有り難し。
そして、数日前に降った雨で、田んぼが田んぼになりました。
百姓仕事は、本当に自然次第。「まぁ、しゃーないね〜」ぐらいの気持ちが育まれます。でも、山の保水力が落ちているのかもなぁ、とも思い、やや心配にもなりますね。

そろそろ田植えです。
が、明日は大雨の予報なので、イベントは中止とさせていただきました。

田んぼ仕事

今日から田んぼ仕事が本格化

「百姓は米を作らず、田を作る」という言葉があります。

田んぼと言うシステムを大地に働きかけて整えることで、米が育つ土台ができるのです。
なんて、エラそうなことを言いつつ、僕が扱っている田んぼは集落の先人達が苦労して築き上げてきたもの。
今年も、ありがたく整えて、使わせて頂きます。

まずは、機械を動かします。
頼むよ〜、と毎年祈るような気持ちで始動させる耕耘機。
なかなかスムーズにエンジンがかからず、手こずる。
BDFの質が悪いのか、燃料が上手くエンジンに入っていかない模様。
アレコレ調整して、かかった!
思わずガッツポーズ。
と思ったら、すぐ止まる。。。
そんなことを数回繰り返す。
エンジンが暖まったからか、途中から快調に動き出し、田んぼ2枚の荒起こしをこなしてくれました。相変わらずすごいパワーです。

「昔はこれを牛でやってたんだな〜」
「機械に振り回されるのが嫌になったら、不耕起栽培かな〜」なんてことを考えつつ。
BDFで動かすので、排ガスも全然臭くなく、作業も心地良い。
しかし、水が少ないな〜。雨降ってちょうだい!

2枚の荒起こしを終えてからは、畦の補修。
毎年、畦が下がってくるのは何でだろ?
土嚢を積んで、畦を高くします。
土を詰めるのでめちゃめちゃ重い。

けれども、この方法が一番良いみたい。
本来なら、こういう仕事は乾燥している冬場にやるもんなんだけどね。。。

雨が降る前に作業をせねば、土が水を吸ったら土嚢の重さが倍増するからねぇ。
明日は朝から動き出すかな。
こういう作業は筋トレ&心地よい運動です。

苗も順調に成育中。

 

左:みのる式ポット苗/右:直播き苗代

もう、分株し始めてる子も居ますね。。。
田植えはまだもうちょっと先なので、ガッチリたくましい苗に育ってくれるでしょう。

赤村で赤米の田植え 6/21&22

======================
自然と暮らしと平和のがっこう beart
赤村で赤米の田植え体験!
======================

とびきり静かな環境の中で、自然を感じ、お米を感じるひととき。
無農薬栽培8年目の田んぼで、のんびり田植えをたのしみましょう。

赤米の苗を田んぼという大地に降ろしていきます。
素足で入る田んぼの感触は格別です。
当たり前のように食べている日々の糧=お米。
いろいろなつながりを思いながら田植えをしてみると、何が感じ取れるでしょうか。
大地につながり、自分とつながり直しましょう。

★6月21日(土)&22日(日)小雨決行
田植えは2日間に渡って実施します。両日同じプログラム内容です。

★10:00 平成筑豊電鉄 源じいの森温泉駅 駐車場に集合

「五感を使いながら、田植えをしてみよう」
田植え中に「田んぼとお米のお話し」を簡単にしていきます。
お米や田んぼがぐっと身近に感じられますよ。
「田植え瞑想」もやってみましょう。

15時過ぎ頃には終了予定。

○プログラム費: 個人参加:大人800円/家族参加1400円/ペア参加1400円
昼食はご持参ください。ちょっとした汁物を用意します。
おやつも出ます。

○定員:15名
○持ち物:お弁当、汚れても良い服装、着替え、日照対策の帽子、タオル、終了後に温泉へ行く人はその用意
素足で田んぼに入りますが、気になる人は長靴

【主催:問い合わせ&申し込み先】
自然と暮らしと平和のがっこう beart 後藤 彰
tel: 0947−62−2470
(留守電になった場合は折り返しの連絡先を吹き込んでください)
e-mail: beart.nowhere★gmail.com
★は@に変更してください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【申し込みフォーマット】
◆お名前:
◆当日連絡先(携帯など):
◆簡単な自己紹介&この企画への期待など(100~200文字程度)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

播種とその後

5/9頃に播種した後も、実はぜんぜん気持ちは落ち着かなかった。
というのも、種モミを浸水して、ざるに空けてからの作業が手間取った。
播種板でアクセクしたり、培土を詰めるのに時間が掛かったり、雨が降ったり。
ざるに上げたままの種モミに時間だけが積み重なっていく。4日ぐらいは空いたかな。だんだん、「乾燥しすぎなんじゃないか?」など不安になってくる。

この状態で、ちゃんと芽が出るのだろうか?

さらに、覆土&鎮圧がちょっとやりにくく、不完全だった。
田んぼに持って行き、水を当てると、種モミが浮き上がってしまったり。
うーむ、参った。

いやはや、なかなか思うようにいきませぬ。

みのる式ポット苗箱に土を詰めて播種というのが、時間的に制約があったので、直播きもすることに。これは、ほぼいつも通りのやり方。

そもそも苗が育たなければ、田植えどころではない。
頼むよ〜、本当に祈るような気持ちで待つ。
そう、農民は待つことしかできないのです。

5/17 播種から1週間ほど。

分かるかなぁ、緑色の小さな芽が出てきました。
「おおー、出てる出てる」ということで、ひと安心。

イネの生命力を毎回感じさせられます。
この田んぼ苗代で40日ぐらい育ってもらい、ガッチリした苗を植えていきます。

そして、5/27 本日
ここまでくればあまり不安は無くなりますね。
後は、「これで足りるんかな?」という別の心配が。。。

育苗:作業量や時間、そして苗の生育を見て、次年度のやり方を考えて行こう。

瞑想的播種のじかん

毎年、何かと課題が多い苗づくり
今年は、以前から関心があった「みのる式ポット苗箱」を導入。
これの利点は、培土が少なくて済む。苗取りが楽。頑丈な苗が出来る。
田んぼに水を当てて、そこに苗箱を置いておける=水やり不要。

苗半作と言って、苗づくりで作物の生育はかなり変わるとの話しも。
がっちり苗を育てて、一本植えする。そのスタイルをこれまでも追求してきたけれども、雑草に負けたり、思うように生育しなかったり、いろいろありました。
ということで、まぁ、今年も実験なわけです。

この苗箱
なんと、ありがたいことに大規模にやっていらっしゃる農家から廃棄予定のちょっと破れたようなものをいただけることに。
買うとそれなりの値段がするのでラッキー。つなげてくださったKさんにも感謝。

さてはて、初めてのことなので、試行錯誤の連続でした。
山砂系の土、腐葉土、モミガラ燻炭を活用。
腐葉土とモミガラ燻炭はあまり深く考えずに仕込んでおいたものがあって、使えました。なんでも、やっておくものですね。


左からモミガラ燻炭、山砂系、腐葉土
土はふるいにかけると驚くほどサラサラに!

大変だったのは播種。播種版をアクリル板を使って自作したのだが、思うように機能せず。。。

多分、作りが大雑把すぎたのです。詰めが甘い。。。
改良する時間もなかったので、「ええい、もう地道に手作業で播いてしまえ」ということに。

「めんどくせ〜!」って思いながらやることになるかと思ったのだけれども、これが意外や意外、すごく深い時間となりました。

我が家はとびきり静かな環境にあって、聞こえてくるのは、鳥や虫の声、風のささやき。
太陽の光を感じながらの作業は正に瞑想。
ひとつひとつの播種にこころを込めてやることを意識。

「ここはバリのリゾートか!?」という雰囲気でした。バリのリゾートは行ったことないけどね。

というわけで、なんだかんだと遅れて、5/9に播種が完了しました。
時間はかかったけれども、すご〜く豊かな時間だった。
田んぼも狭いので、枚数も限られていて、良い経験&たのしい作業でした。
都合作業時間は、10時間ぐらいかなぁ?そのぐらいなら、まぁ、2日ぐらい使ってやって良いよね、と思えています。

ちゃんと芽が出てきてくれるかな〜とドキドキしながら、イネのいのちを信じながら待つ日々が続きました。

つづく

田んぼが始まる

実は、今年の田んぼは「諦めよっかなぁ」というムードもあった。
昨年、イノシシ被害がかなり激しかったこと、水路の工事をしていて、それが終わるのか疑問だったこと、農繁期に不在期間がちょこちょこあること。。。
「今年はやらんで良い」ってことかな〜、なんて思っていたのです。

しかし、流れとしてやってきたのは「今年もやりなさい」でした。

まずは、以前から欲しかった「みのる式ポット苗箱」
普通に買うと、結構高価なのですが、大規模にやっている方から廃棄予定のものをたくさんいただきました。
これで、苗づくりへの道が開かれました。

しかも、播種板の自作の仕方を宮崎に行った時にアイディアゲット。
詳しい作り方も教えてもらい、低予算で作成完了。

さすがに、1枚に448穴あるので、手作業は気が遠くなる印象だった。
この播種板があれば、スイスイいけるんじゃないかな?

水路の工事もほぼ完了し、田んぼに水が引けることに。
これで、田んぼ苗代が行ける。しかもポット苗で。

さらに、使っていない電気柵を貸してくださる話しまで出て来て。
これは「今年もやんなさい」「田んぼを荒らすなよ」ということだと。
動き始めると、やっぱりワクワク・ウキウキしてきちゃいますね。

今、レンゲがキレイです。
このレンゲは、毎年種が付いてから草刈りをするので、自生してくれるのです。
数年前に集落のおじいさんから、「もうちょっと待って、種が黒くなってから切りなさい。そしたら、来年も出るよ」と教えていただきました。