怒りと聖なる誓い

「怒り」にどう対応したら良いのか。意識上では怒らないように、と思っても、反応として出てくる。これまで一人で暮らしていたのが、今は「家族をやっていく」ということで2人暮らしになっている。刺激が多いからなのか、暮らしの中で出てくる自分の中の「怒り」。 マインドフルでいようと努めても、出てくるものは出てくる。 ちょっと困っていた。

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頭では「相手の言動は自分の感情や反応のキッカケとはなっても、原因ではない」とわかったつもりになっていても、どうしても「相手が悪い」というモードになってしまう。 「あんたが怒らせる」という構図。冷静に見てみると、反応が起きているのは自分の中。 自分の中がどうなっているのか?一人で考えようとしても、限界がある。 一緒にNVCを学んでいる仲間に共感モードで聴いてもらうお願いをした。 自分の奥深いところに何かがある気がしていた。 続きを読む

マインドフルネスとNVCの企画レポート

先日開催したマインドフルネスとNVCを融合させた企画。
参加者は4名とこじんまりとしていたけれども、内容はけっこう深く展開できたと思う。
時間が足りなかったな〜。今度は福岡に戻ってから1日使ってじっくりやりたいという気になっている。

これまでいわゆる「スピリチュアルな領域」の学びも積み重ねてきているけれども、そこにあるエッセンスも散りばめて組み立ててみた。
シンプルに言うと、思考の外側で自分とつながる、相手と繋がるということ。

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マインドフルネスとNVCの接点

10/15に「気づきの根っこ〜マインドフルネス×共感コミュニケーション」という企画を組んでいる。NVCとマインドフルネスを融合させた企画。どんな想いで何をやろうとしているのかを発信してみたい。

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6年ぐらいに渡ってヴィパッサナー瞑想(ゴエンカ式)に通っている。ここ2年は年越しで10日間コースに入っている。
おかげさまで、ほぼ毎日坐ることができるようになっている。「絶対にやめられない」と思い込んでいたお酒にも全く関心がなくなった。「全ては移り変わる」という理解の中で、執着することから離れる感覚も持てるようになっている。
とは言っても日常の中で瞬間的に怒ることもあるし、瞑想できない日があったり、自分の中に荒いエネルギーが出てくることもある。最近はパートナーと同居し始めたので、出てくる出てくる自分の醜い部分。。。まだまだ不完全な中で、一歩一歩歩みを進めている感じだ。
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【10/15@文京区】気づきの根っこ〜マインドフルネス✖️共感コミュニケーション

Zen in Action シリーズ

「慈しみを持って日常を生きる」をテーマにしている尚眼(Showgen)と後藤彰がそれぞれの持ち味をフルに発揮し、ダイナミックで温かみのある場を Zen in Action として始めます。二人の共通項は「NVC/非暴力コミュニケーション」、「学んだことを日常でいかすこと」、そして「いのちを大切にすること」。
Zen in Action シリーズとして3回の企画を実施します。
vol.1: 10/15 気づきの根っこ〜マインドフルネス✖️共感コミュニケーション(後藤 彰)
vol.2: 10/19「大いなるものに抱かれて」坐禅会(尚眼)都内:夜
vol.3: 11/12 詳細追って 都内:午後

vol. 2と3は、vol.1の参加者に詳細をお知らせします。vol.1のみの参加も歓迎します。

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企画の背景についての記事はコチラ

vol.1 気づきの根っこ〜マインドフルネス✖️共感コミュニケーション

慌ただしく過ごす中でも、日常の暮らしの中にマインドフルネスを取り入れたい
人を批判したり責めたりせずに、自分の中に優しさや穏やかさを育みたい
もっとお互いを尊重するコミュニケーションをしたい

「そうは、思っても、実際は。。。」と葛藤していて、何かきっかけが欲しい人。

東京出身、福岡赤村暮らし12年の天然ボディワーカー後藤彰が、自然に囲まれた環境の中で日々営んでいることからつかんだNVCやマインドフルのエッセンスを共有します。
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「聞く」「分かる」「やる」の3点セット

先日、「言う」「伝わる」「やる」という3点セットについて表現してみた。
これを別の角度からみてみたい。
今回は「聞く」「分かる」「やる」という3点セット。

ここ最近、身近な人とのやり取りの中で気付いていること。
「聞いたことに「反応で返す」」というパタンが自分の中にガッチリと入り込んでいる。

例えば、「あ〜お寿司食べたいなぁ」というフレーズを聞く。
瞬時に「また「あれ食べたいシリーズ」かよ」「おいおい、いくらかかると思ってんだ」といった反応が出てくる。刺激から即座に反応へ。

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NVC的なアプローチだと「相手の感情とニーズに意識を向ける」というモードが機能していない状態。
サイエンズ的なアプローチだと「人を聴く」というモードになっていない状態。
習慣的な反応にどっぷりはまっている。
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なぜか3点セット「言う」「伝わる」「やる」

ちょっと前に参加したサイエンズの検討合宿での気づき
私たちの認識構造(捉え方)に潜んでいる「言う」「伝わる」「やる」の3点セットがあるということ。

例えば、暮らしの中でこんなことが起きる。
パートナーに「明日は雨だから、今日洗濯しちゃったら」と「言う」。
相手は「あっ、そっか」と応える。

その瞬間に自分劇場の中では「相手は洗濯をする」となってしまう。決まってしまう。
「言う」「伝わる」「やる」がワンセットになっている。

そうなると、「いつやるんだ」「まだやっていない」といった感覚が出てくる。
「ねぇ、洗濯したら?」とまた伝える。
そこから劇場はさらに展開して「何度も言っているのに」「なんで分かんないんだ」「早くしろよ」みたいに加速してくる。
あるいは、「自分の言い方が悪いのかな?どうやったら伝わるんだろう」といったアプローチを取ろうとする。
なぜか「やる」が大前提になっている。この場合は「洗濯をする」。

この時に何が起きているのか?どういったカラクリがあるのか?
サイエンズでは、それを「見ていく」「調べていく」ことをする。

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2日間講座の手応え

福岡県宗像市にて9/23&24で2日間の講座を開催します。残席2名です。関心のある方はお早めにご連絡ください】

共感コミュニケーション講座。これまでは、福岡県内で1ヶ月ぐらいの期間の中で3回の場を持つスタイルでやってきた。
ご縁をいただき東京にて2日間連続で一気に学ぶ場を2回持たせていただいた。
3回シリーズでやる内容を2日間に入れ込む。けっこうな情報量になるのだけれども、「知的な理解」と「実体験する」ということを意識して流れを組んだ。
入門編では「自分自身に共感する」「相手を共感的に聴く」「お互いの人生を豊かにするためのリクエスト」という要素をお伝えしたいという意図を持ってやっている。

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「これまで共感と思っていたことと、全然違う質の共感があるんですね」
「相手に自分のニーズをリクエストしても良いのかぁ」
「情報量と実践的に学ぶバランスが取れていて、今まで受けた講座の中で一番分かりやすかった」
「頭ではわかった感じがするけれども、日常でどう生かすかはとっても難しそうだなぁ」
などなど、いろいろな感想やコメントをいただいた。
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「責める」か「嘆く」か

「責める」というのはどんな感じか?
以前、サイエンズ探究会で話をしていた時に出てきたこと。
*何か自分の中にあるモヤモヤした感じ、鬱積しているものを相手にぶつける感じがある。
*根っこには分かって欲しい、というのがあるけれども、どこかで「分からせてやる」みたいなモードに切り替わってしまう。
*自分の側に余裕がないと、特に責めるモードになりやすいかな。
*「責め」たとしても、事態はだいたい改善はしない。なのに、なぜか責める。。。
*自分の中の不満や精神的苦痛を相手にも味あわせてやる、みたいなモード。

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責めるモードの時にその土台に「自分が正しい&相手が間違っている」という枠組みにどっぷり浸かっていることが多い。この場合の正しさと間違いは、道徳的判断や価値判断がベースにある。
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自分の内側で生じることのきっかけと原因

「相手の言動は自分の感情のきっかけとなっても、原因にはならない」という理解がNVC・非暴力コミュニケーションのベースになっている。
これは、とても大切なポイントだ。サイエンズ的な視点も含めて、この点について自分の理解をシェアしたい。

よく聞くフレーズに「あの人の言い方で傷つけられた」「本当に人をイライラさせる態度だ」「否定された」などなどがある。
自分の感情の原因は外にあるという発想だ。

サイエンズ的に見てみると、「される/られる」ということ。これって、実際はどうなっているのか?

一品持ち寄りの食事会にチャーハンを持って行ったとしよう。
「このチャーハンちょっとベチャベチャしてるね」という一言を聞いた時、「否定された」という反応が生じないだろうか?

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