2つの「ありのまま」IFSの視点から

「ありのままの私」
「ありのままを受け容れる」
そういった類のフレーズをよく耳にする。

そもそも「ありのまま」ってどういうことなのだろうか?

今日は「現状のありのまま」と「本来のありのまま」の区別と変容についてIFSの視点を入れて書いてみます。

まずは、「現状のありのまま」
これは、今の自分、今ここのありのまま。
自分に引きつけて表現してみると、身近な存在に対してぶっきらぼうだったり、不機嫌になったり、社会や世界に批判的だったりする自分。
丸ごと自分なのだけども、全てを受容して愛せているわけでもなかったりする。
どこかで、自分の中に「嫌いな部分」を責めている部分もあったりする。
その対立構造が私の内側にある場合がほとんど。
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気軽に自分の中を見にいく

NVC的な「共感」を関心のある方に体感してもらいたいという意図もあってスタートした100人ギフトセッション
かなりスローなペースですが50名を越えました。
あまりガシガシ宣伝もしていないし、子育てもあるから前のめりにもなっていないけど、ジワジワと。

当初始めた時と、現在はセッションの内容と質が変容してきている。
最近はIFS (Internal Family System) パーツワークの手法をベースにして、その人の話を聴いていくスタイルになることが多い。
IFS/パーツワークのお試し的な位置付けの側面も出てきたかな。

先日IFSの手法をベースにしたギフトセッションを受けてくださった方が「気づきはありましたか?」という問いに以下のコメントを寄せてくださいました。

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I・Nさん
ありまくりです。衝撃でした。
もう気にしていなかったつもりでしたが、
自分の中で、少年期の頃の痛みがまだ怖れの要因となって、
自分を守ってきてくれたこと、限界を作っていたことに気付けました。

また、自己受容がテーマの時期でしたので、自分の中のあらゆる部分を
家族として、内包してあげるという手法、NVC的に関わること、
これは自尊心に課題を抱えていらっしゃるとお感じになられる現代のすべての方に必要なセッションと思いました。
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【出張企画】夫婦の時間 ほぐしてひらいて

夫婦やパートナーシップって、その間柄がなかなか難しかったり、もんもんとしたりしませんか?

自分はパートナーの菜穂子と一緒に暮らしだして早3年目ですが、小競り合いが絶えません。。。
ムスメッチは1歳9ヶ月。夫婦喧嘩や口論が幼少期の子どもの脳へのダメージとなるという研究もあるとか。

「相手が悪い」「相手を変えよう」というモードにはそろそろ飽きてきた(といっても、根強くあるし、日常で出てくるけど)。
それをしていても、関係性はこんがらがったまま。あるいは硬直していく。

どこまでいっても、自分の中で生じる「反応」は自分のもの。
相手の言動はキッカケでしかない。
「反応」の原因は、これまで生きてきた自分の経験から蓄積された何か。
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わたしというシステムの中を見る「緊張する部分」

先日、自分の中で生じたことをIFSのプロセスに沿って深く見つめてみた。

初対面の人とやり取りする中で、自分に「緊張」する反応があった。
その時には、あまり緊張という自覚がそこまでなかったのだが。

その人と離れてから、自分の頭の中は「その人をどう理解したものか?」とぐるぐる思考をしている。
何かと理由をつけて、「こういう人だ」とラベルを貼りたがる。
そして、「そういう人だから」と距離を取ろうとし始める自分がいる。

その後、なんだか気分が重く、その人からのメッセージが入っていることを認識しただけで、身体に力が入るような状態。

これは何が生じているのか?と自分の中を見に行くことにした。
ありがたいことに、NVCも学んでいる共感仲間にじっくり80分ぐらい話を聴いてもらった。その中で、自分の内側にあるシステムについての理解がぐっと深まった。

以下はそのプロセスの内容を言葉にしたもの。
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自分の中を見る NVCとIFSと

「自分の中を見る」ということを、ここ最近やっているのだが、一体どんなことなのかを書いてみたい。
NVC(非暴力コミュニケーション)に加えて、最近学んでいるのがIFS(Internal Family System) という手法。日本語だと「内的家族システム」と訳されるみたい。
思い切った意訳をすると「わたしの内にある関係性とシステム」と言えるかな。

単純化すると、「わたし」の中にいろいろな特徴や役割を持った複数のパーツ/部分が存在している。全てのパーツは一生懸命に「わたし」という全体に貢献したくて動いていて、ポジティブな意図を持っている。

「怒る」、「ついつい嫌味を言う」、「相手を批判したくなる」「ダラダラとyoutubeを見てしまう」みたいな自分の中の動きも「パーツ」の働きと捉えることができる。
そのパーツにどんな感情や意図、ニーズがあるのか、そこにどんな歴史や経験があるのかをセルフ(魂の質)から聴いていく、共感していく。
話を聴く際に、パーツから距離を取るところが、この手法のひとつの鍵。

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プロセスの中で何が生じているのか? パーツワーク&NVCセッションの解説

先日紹介した、自分の「中学生の時の「クールな自分」というパーツに共感する」にまつわるプロセス。
今回の記事は、IFS (パーツワーク)とNVCの視点から上記のプロセスを解説してみたい。
それを通して、セッションの中で何が生じているのか、どんなことをしているのかを把握してもらえるかな、と。

まずは、「パーツ」について。
パーツワークの中では、人には本来的に複数のパーツ(部分)が自分の中にいると捉える。

「人に対して批判的なわたし」「弱い立場の人に優しいわたし」「本音を言わないわたし」「人との関係が面倒臭くなるわたし」などなど。
自分の例で言えば、「身内に対して不機嫌になるわたし」。
これを「自分の本質」「自分の特性」「自分の性格」「不機嫌=自分」とは捉えない。
「不機嫌なパーツ(部分)」が自分の中にいると捉える。
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中学時代の「クールな自分」というパーツに共感:NVC+IFSの内的対話

「パーツワーク」という手法で「自分を見にいく」ということを定期的に仲間とやっている。
パーツワークはIFS (Internal Family System) というセラピーの手法から来ていて、NVCの共感と組み合わさると「自分を見る」「自分に共感する」ということがグッと深まる印象がある。

ある日のプロセスを紹介してみよう。

この日は「自分の中の不機嫌さ」ということをテーマにしてNVC仲間に話を聴いてもらった。「自分=不機嫌な人」というのではなく、「自分の中に不機嫌なパーツがいる」という理解からスタートする。
ちなみに、このパーツは以前にも見にいっていて、「その後どんな感じかな?」というフォローも含めてプロセスに入った。

自分の中の不機嫌なパーツに意識を向けると、以前とは違った身体の領域にそれが居る。右胸の辺り。何だか重苦しい感じがある。
それを感じていると、革製の水袋のようなイメージが浮かんできた。
その水袋は中に水が入っていて重みがあり、それが木の蓋の下に釣り下がっているようなイメージ。
重みで引っ張る形で、内側から蓋をしている。
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パーツワーク(IFS)+共感 (NVC) 「わたし」の声を聴く3回セッション

【モニター枠は終了しました。セッションに関してはコチラをご覧ください

こころの中では「もっと優しくなりたい」「もっと相手を思いやりたい」「もっと前向きでありたい」と思っていても、日常の中で出てくる反応はゼンゼン質が違う。
自分や相手を責めたり、怒りが出てきたり、投げやりになったり。そして、「はぁ」というため息と共に落ち込んだり、あきらめかけたり。
もっと意識的な努力をしたり、何かを克服することで、この状況の根っこは変化しないかも知れません。
必要なのは「反応しているわたしの部分」の声とそこにある痛みを丁寧に聴き共感すること。それがあると、自分の内側で何かがシフトし、癒しや変容が生じ得ます。

パーツワーク (IFS)と共感 (NVC)の智慧を使って、「わたし」の声を聴く。
3回セットセッションをモニター的に実施します。

【費用】10,000円〜36,000円(スライディングスケール/3回のセッションを受けてみた感じから気持ち良く支払える金額をお願いいたします。)

【時間】1セッション50分〜 ×3回 (基本は50分間ですが、セッションの流れによっては延長します。延長は最大90分ほどを想定しています。)
セッションとセッションの間は相談しつつ1週間から1ヶ月ほど開けます。

【場所】オンライン (zoom やメッセンジャーなどの通話アプリを使います)。対面希望の方はご相談ください。

【3回セッションに含まれるもの】
3回の個人セッション。
セッション記録のフィードバック。
セッション間のメールでの質問への返答。
パーツワークやNVCに関する基本的な資料の共有(事前に読んでいただいた上で、セッションに入っていただけたらと思います)。
3回セッションが終わった段階でアンケートへの返信にご協力ください。

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IFS パーツワークと自己共感

IFS (Internal Family System) というセラピーの手法からいろいろなことを学んでいる。
以前からチラホラと情報は入ってきていた。2017年に参加していたLeardership Program の中でも一回クラスで取り上げられていた。
その時は、気になりつつもあまりピンと来ていなかった。
感覚的には「なんか表面的なマインド(思考)の世界でアレコレやってるだけじゃないの?」というぐらいの印象だった。

数ヶ月前に、なんとなく見たIFSの創設者リチャード・シュワルツ氏の動画(English)がシンプルだけどもパワフルだった。

7分程度のワークがあって、その中で自分の中のパーツの声をガイド付きで聴いていくのだけども、「おお!なんだこれ?何かがシフトしたぞ」という感じがあった(プロセスの内容は忘れたけど)。
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