子どもの育ちを中心に置いてみる

「夫婦の時間」を企画するにあたり、我が家で大切にしていることや私たち夫婦の現状についても軽く書いてみようと思う。

我が家にムスメッチがやってきたのは、1年10ヶ月ほど前。
予定日よりも10日ほど早く、自宅の和室でスルリと産まれた。

僕は、予定日の1ヶ月ほど前から「仕事」を中断。パートナーとも相談の上、育休状態、主夫状態を選択した。

直接的なきっかけは、モンテッソーリ育児で提唱されている「母子の共生期間」という考え方。
(詳しくはコチラの記事へどうぞ)

8週間は母子が密着して過ごすため、家事炊事などは周囲の人間がサポートする。
我が家はお互いの実家(関東)から離れた福岡が拠点なので、必然的に自分が主夫モードで対応した。ちなみに、9ヶ月目ぐらいから、徐々にオンラインでの講座などの仕事を再開し始めた。

1年10ヶ月ほどの時間の中で、こころに留めていたことは「ムスメッチの健やかさを中心に置く」「平和は子どもから始まる」ということ。
話し合ってそう決めたということでもないが、多分、夫婦でお互いの方向性は通じている。

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「子どもを褒める」どんな意図がありますか?

先日の講座の中から出てきた疑問。
NVCの中で「つながりを阻む思考」として「Deserve-oriented thinking:特定の行為が報酬や罰に値するという思考」が挙げられています。
それに対して「子どもを褒めるのもこれに当たるのでしょうか?」といった趣旨の質問をいただきました。

それをきっかけに考えたこと。
褒めることがダメなのではなく、そこにどんな意図があるか?というお話。

大前提:「正しい、間違っている」という枠組み=発想を超える。
どちらも「人間の考え」でしかなく、そのぶつかり合いはただの解釈合戦だから。

NVCの世界観では「正しい/間違っている」という枠組みではなく、「何が大切か(そこにどんなニーズがあるのか)」という枠組みで物事を捉えます。

「子どもを褒める」のも「ダメ」なわけではありません。
それを前提としつつ、どんな捉え方ができるか書いてみます。
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8ヶ月

我が家にベイビーがやってきてあっと言う間に8ヶ月が経ちました。
いろいろあったけど、なんだかんだで主夫業にも慣れてしまった。
稼ぎ仕事にはほとんど出て行かず、だいたい家にいて家事をして、なんとなくその日が終わっていく。

玄米に味噌汁中心の食事をして。
日々布オムツを洗い、干してたたんで。
近場から枯れた竹を運び五右衛門風呂をたく。
裏山に入って倒木を引っ張り出して薪を準備したり。
新しく棚や薪ストーブガードを作ったりして3人暮らし用に家を整えたり。
ビワの葉で天然菌の納豆を仕込んだり、干し柿を作ったり。
どっぷり暮らしている。

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共生期間を過ごしてみた

前回、共生期間の考え方について書いてみた。
で、「実際やってみてどうだったのか?」を今日は書いてみたい。

我が家は自宅で出産した流れで、産後は家で母子が過ごすというスタイルだった。
3人暮らしがスタートしたが、家事全般を一人で切り盛りすることが予想以上に大変だった。
「普段から家事はやっているし、まぁ、大丈夫だろう」ぐらいの感じでいたが、全く違った。
パートナーと赤ちゃんのケア、家事(しかも我が家は薪風呂だし、スイッチひとつでお湯は出ない、たのしい不便たが沢山な家)、買い出し、布オムツの洗濯などなど。まさにドタバタとこなしていた。

実はフル回転でやっていたら、2週間目ぐらいで息切れして倒れた(一晩眠ったら回復したけど)。
赤ちゃんも育つし、母親も回復してくるので4週目ぐらいからは徐々に余裕が出てきた。
8週間経ったら母親がバリバリ動けるのか、といったらそうでもないので、主夫仕事はしばらく継続。
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生後8週間 共生期間について モンテッソーリ育児

ベイビーが誕生して6ヶ月が経った。長かったような、あっという間のような。
暮らしのリズムもだいぶ落ち着いてきて、自分のやりたいことに時間を使う余裕も出てきた。
我が家の「育み合い」について「生後8週間に渡る母子の共生期間」を通して書いてみたい。

以前の職場でモンテッソーリ育児の書籍『デチタでチたできた!』を発行したことがあった。その際に何度も聴いた用語だった「共生期間」。まさか、自分がそれを実践するとは思ってもいなかった。

出産後にもあれこれ調べる中で明確になったことも含めて「共生期間」について自分の理解を書いてみたい。

出産という経験は赤ちゃんにとっては「分離」の経験でもある。今まで母親のお腹の中で「ひとつ」の状態で大きな安心と共に過ごしていた。心地よい羊水の温度と必要な栄養が供給される環境。その満たされた中ですくすくと育っていく。不足は存在しない、本当に満たされた世界なのだと思う。

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