みやざき中央新聞に掲載していただきました

2014年4月に宮崎にて2カ所でトークをしました。
その際の様子を、ちょっと前になりますが、みやざき中央新聞さんが掲載してくださいました。
8月〜9月にかけて5回に渡って「半農半スロービジネスという生き方」という題で話した内容をコンパクトにまとめてくださっています。
宮崎に呼んでくださったのが、当時ここの新聞記者をしていたガブちゃんでした。

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シェアしようと思いつつ、今日になってしまいました。。。
この新聞は結構読まれているようで、
何度も「みやざき中央新聞で読みましたよ!」と声を掛けていただきました。
確かに、素敵な講演記録が掲載されていて面白いです。
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2014 から 2015 へ

年末は田川市魚町にて仲間が主催する「年末のミニ食にん市」にフル参加。
僕はコーヒーブースを出しながら、「聴き舎=100人コーチング」の看板も出してみた。結果として、1名の方が立ち話的にセッションを作ってくれた。立ち話の中でも深い所まで対話が成り立ち、方向性が見えたようで良かった。

市としては、主催者の存在感が素敵だった。
来る人みんなを包み込む平和なモードとムード。
ブツブツ交換や優しさで回るマカナイランチなどなど。
場自体が平和を体現していた。

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今年のユズと自然の循環

毎年、けっこう実をつけてくれるユズの木。4本が敷地にあり、ありがたく使わせてもらっている。

今年は、夏の日照が少なかったこともあり不作。
あまり実が成っていない。

毎年、この時期にはユズ酢を絞るイベント企画を実施するのだが、あまりにユズが少ないので見送ることにします。来年はまたたわわに実ると思うので、ご一緒しましょう。

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6月辺りに、ふと庭先をみていると、モシャモシャっと何かが生えている。
草刈り中だったので、ザクッといくところだったけど、手が止まる。
んん、何だこれ?と思って良く見たら、ユズだった。
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鹿児島行脚

鹿児島へ、片道250キロ程。
片道分のBDFを仕込んで、車中2泊&友人宅3泊で行って来ました。

きっかけは、以前一緒に働いていた友人のお誘い。
「ワタシがお店をやっている内に、来てよね」と言われていた。
ま〜、いけたらいくかな〜程度に考えていたのだけれども、「言葉は現実を創る」、日程を決めたら動き出した。
ありがたいことに、旧知の方や友人のつながりなどを組み合わせて4日間で6回のトークを組むことが出来た。

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添加物 2回
電磁波 2回
半農半SB 2回
それぞれ、参加者もしっかり居てくれて、とても充実した行脚だった。
ありがたいことに、良いフィードバックもいただいた。
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山と菌の恵み

2013年3月末に赤村でお世話になっている方から連絡が入る。
「ごとーくん、薪があるけん、取りおいで」。

ラッキーということで、伺うと、その薪はクヌギだと言う。

「シイタケ用に伐り出したのだけど、ウチの分はもう菌の打ち込みは終わったけん、薪にしたら良いよ」と。

「へ〜、これ、僕も菌を打ったら、シイタケ栽培できるんですかね?」と聞くと「できるよ。はっはっは、シイタケ屋さんになるかね」と。
それならば、ということで、急遽大分県の業者から種菌を取り寄せて、作業。
確か、500駒だったと思う。 続きを読む

経験から学ぶということ

ヴィパッサナー瞑想に参加した時に夜の講話の中でこんな話があった。

知識には3つの種類がある。
1つは「聞いた」知識。これは、単に人が言っていることを聞いただけで、本来の知識ではない。
2つ目は「自分で考えた」知識。これも、単に自分が考えただけで、本来の知識ではない。
3つ目は「経験から得た」知識。これは、ホンモノの知識になり得る。つまり、知恵になり得る。

「悟りとは何か?」ということに関しての話の文脈だった。悟りとは?聞いたり、考えたりするのではなく、そのものを経験しなければ分からない。だから、瞑想したり修行が必要といった文脈だった。

この知識と知恵への視座はすごく的を射ていると思っている。 続きを読む

「何もなくて豊かな島」にて

カオハガン島は、セブ島から1時間ぐらい船でいったところ。
日本人の崎山さんが島主で、人口が640名ぐらい。
東京ドーム1個分ぐらいの広さ。

「持続可能な島プロジェクト」や「何もなくて豊かな島」というコンセプトを持っている。

電気は午後5時から11時ぐらいまでのみ。
水は、雨水を利用。ガスはあまり普及していない。薪が基本。
島民は海へ出て魚や貝、ウニなどを採って食べる。
貨幣も入ってきているけれども、基本的に漁に多くを頼った暮らし

縁あって、日本エコプランニングサービスさんから委託を受けて、ツアーコーディネーターとして訪問。「テーマのある旅」の参加者である学生さんたちの学びの落とし仕込みを主に担当しつつ、自分自身もたのしんだ滞在だった。

今回は2週間の滞在。去年も数日下見として滞在したのだけれども、
自分の感じ方も変わったのか、いろいろな点で魅力を感じた時間だった。

圧倒的に広く青い空と海。
日常的に「わーお」とつぶやいてしまうぐらい美しい風景が広がる。
「南の島でのんびり暮らす」というステレオタイプがあるけれども、「ああ、こういうことなのね」と違うレベルで納得感がある。

短期の訪問&滞在者なので、島の暮らしの一面的なところしか理解できていないことは重々承知。
けれども、自然に暮らしを委ね、いのちを委ねている感じのある精神性がどこか心地よかった。
「セブ島に働きに行ったこともある。けれども、町の暮らしは大変だった。お金は入るけどね。カオハガンに居れば、心配ない。お腹が減ったら海に行けば食べ物はあるからね。やっぱりコッチの方が良いよ」とある島民は語ってくれた。
雄大な自然があり、そこから恵みをもらって生きていく。
地球上に色々な地域があるけれども、この南の島は想像以上に面白いと感じてしまった。

農耕民は自然に働きかけて、野菜や米を仕込み、その恵みを待つ。
他方で漁民はある意味で、出かけて行けば自然の恵みが得られるという違い。
漁はそれなりにハードな仕事だし、天候次第なところもある。
けれども、狩猟採集民というか、なんだか、メンタリティの構造が全く違うんじゃないか、と感じている。
島民は「貯め込む」ということをほとんどしないらしい。
「その日することは、別に決まっていない」という文化。
すごくゆったりしていて、穏やかで、平和な環境。

ある日、散歩をしていたら、東屋の下でギターを奏でながら歌う島民。
その横で、ギターに合わせながら歌いつつ洗濯をジャブジャブしている女性の姿。
その光景が圧倒的に美しく、平和そのものだった。
なんだか、良く分からないけど「これはすごい!」と強く感じた。

「そうだよなぁ、人が生きていくって、これで良いんだよなぁ」と。

経済的な指標で見れば、最貧レベルに匹敵するらしい。
家は簡素だし、所有しているものも少ないし、金銭的にリッチでもない。

けれども、島民たちは常に微笑みをたたえ、自然に抱かれながら暮らしている。
だって、豊穣なる海があり、自然の美しさがあり、「お互い様」でつながっている家族や親族がそこにいるのだから。その平和な環境の中で、人々は本当に裏表がなく、純朴で優しく気さくだ。そして幸せに生きている。

もちろん、カオハガン島にも今後の課題や難しい面等もアレコレある。
けれども、それと並行してあるいは上回る上記のような魅力がある気がした。

多様な文化構造を体験することで、「わたしを生きる」ということの幅が広がっていく。どこで、どのように、どんなわたしを生きるのか?
色々な前提を取り払いながら、自分の本質、いのちの本質を生きる。
いやはや、生きるって本当に奥深くて面白い。

電気柵と山のこと

去年は自給の用の米を8割方イノシシが喰ってしまった。
共存や分かち合いは大事だけども、これにはちょっと参ってしまった。

ここ3年程でイノシシの被害が多くなってきている。
どうせ、対策をしてもやられるのだ、といった弱気な想いもあり、かなり憂鬱だった。

ところが、春先に農の先輩から「電気柵、使っていないのがあるから貸しましょうか」と言っていただき、拝借できることに。

お盆前に電気柵をグルリと田んぼに張り巡らせた。
支柱が足りなかったのだが、それは女竹で代用。
竹は伝導性があるので、そのまま線をつなぐと漏電してしまい、効果が薄れる。
「パッカーをかませれば良い」というヒントをもらっていざ工作&作業。

ほぼ丸1日かかって作業は完了。
その後、確実に効果があるようでイノシシの被害は今のところ無し。
しかしながら、見回りと漏電チェックは欠かせない。

でも、電気柵があることで、僕の心理的ストレスは激減している。
去年までは、この時期に田んぼを見に行くのが本当に毎回不安だった。
「もしややられているのでは?」と。そして、実際に侵入されていた時のやるせなさったらない。
そんな不安&ストレスがない今シーズン。

後1ヶ月ほどで収穫になる。
今時期は山に栗もあるので、田んぼには来ないでね、と願いつつ。

以前は電気柵で田畑を囲うことになんだか抵抗感があった。
自然と田畑、自分と田畑を断絶してしまう印象、作業性が落ちること、囲い込みのイメージなどなど。けれども、そんなことを言ってられない状況になってきている。
集落の中でも電気柵やネットがドンドン増えていく。

山に雑木があって、実の成る樹々があれば、こういった心配もなくなり、獣とも共存できるのだろうに、と思いつつ。
栗の苗木でも育てて山に植えていこうか、などと考えている。
何もしないでいても、状況は年を追うごとにどんどん悪くなりそうだし。

8月2日のトークで思ったこと

先日、福岡市内の鳥飼八幡宮さんを会場に

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月3万円・自給自足生活から学ぶ!!
少なくてハッピーなライフスタイル&
スローな夏のすごしかた☆
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という企画を「Natural Healing Planner FLOW」さんとコラボ形式で実施しました。
都心にも神社というオアシスがあり、そのいい雰囲気の中でトーク。

時間が限られていたこともあり、50分ぐらいのダイジェストバージョンで「ライフスタイル」について深めました。

その後は、スローな夏の過ごし方というテーマでワークショップ形式でグループディスカッション。

僕が参加していたグループでは「さすがに、ゴトーさんがやっていることを全部はできないけど、少しでも」という流れになり、
*ハーブをプランターで育ててみたい
*何もしない時間や日をつくる
*自然に触れる時間を意識的に作る、子どもにも体験させたい
といった本当に身近なところから出来ることを出し合いました。

短い時間だったけど、何かを感じて持ち帰ってもらえたら嬉しいですね。
トーク&ワークショップという形式で、じっくり深める場を意識的につくっていこうかな、と改めて思いました。
これまでは、半農半スロービジネス合宿でその辺をカバーしていたのですが、1日プログラムや1泊2日プログラムなど、ちょっと柔軟に考えてみるかな、と。
お話会をすると「現場を見てみたい」という要望が多いので、ならば、来ていただいてじっくりワークショップ形式でライフスタイルを深めるといったプログラムも良いだろな、と。

何かをすることから学ぶことや気付きが多い今日この頃です。
6月〜7月はけっこうゆっくりしていたので、8月以降で「動き」を活発にしていこうかな、と考えています。

まずは、20日に電磁波のお話会を古賀市にある「オーガニック広場ひふみ」さんでやりますよ〜