IFS(内的家族システム)/パーツワークの枠組みの中で、主に幼少期の経験から傷や痛みを抱えているエグザイル。そのエグザイルを守っているのがプロテクターのパーツ達です。
日常的に自分の望む質とは違った言動を引き起こすのは往々にしてプロテクター達ですが、彼/彼女達はシステムを守ろうとベストを尽くしています。
そのプロテクター達が役割から解放されるには「守っている対象のエグザイルの癒し」が必要と言われています。
誰の中にもエグザイルはいます。主に幼少期に望む質が叶わず、その傷や痛みを一人で抱え込む経験。今思うと「大したことではない」と感じるかも知れませんが、その時の当人にとっては大きなことなのです。
その傷や痛みは現在も当人の中に生きていて、プロテクター達はそれを防衛し続けています。
「エグザイルの癒し」に対してIFSの手法には明確なステップがあり「セルフからのコンパッション」が鍵となります。その枠組みを知的&体験的に理解し、参加者同士で練習し、フルセッションを通して体感していくことを意図した連続講座となります。
「セルフからのコンパッション」をスキルとして理解し、実践していくことで、「セルフが自分自身の一番の寄り添い手になる」ということが体感できるでしょう。「癒し」を外に求める必要はなくなります。「わたし」というシステムは、よりバランスと調和が取れた状態になっていきます。
このコースは、参加者全員が集まる「全体クラス」(4回)と参加同士2名によるペアワーク(2回)、ペアワークにファシリテーターのアキラがコーチ的に関わる実践クラス(3回)、フルセッション(1回)から構成されます。