不安なパーツに向き合う 太陽熱温水器設置

日常の中でIFSの枠組みをベースに「パーツ」の声を聴いた経験

去年も導入を検討していた「太陽熱温水器」
いろいろ調べて、真空管を使った製品のクオリティが高いらしいことを把握。
しかし、3日間ぐらい曇るとお湯が使えないというのを読んで、「まぁ薪を使えば良いか」と思っていた。

1年経過してみて、風呂を沸かすのにそれなりの手間がかかる現状。
薪の確保、ほぼ毎日焚く、掛け湯を作る。。。
まぁ、慣れているので何てことはないのだけども、
確かに水道ひねればお湯が出るというのは我が家にとっては画期的だ。

思い切って今シーズン導入することに。


日本エコルの「サンヒート」

いざ、製品が届くとデカイ!!!
DIYで設置する選択をしたのだが、「あぁ、やんなきゃなぁ」と思いつつ、何だか動き出しが遅い。

自分が主催するIFSの練習会でこの件をテーマにして、自分の中にどんな声を持ったパーツがいるのかを明確にしてみた。
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リクエストの力(NVC)

NVC意識でニーズにつながり、リクエストをした話

参加中の IFS Level 1 トレーニング
プラクティスグループという3人組があって、そこにアシスタントが一人付く。その3人組でセッションの練習をしていく。

最初のグループで3回ぐらいの練習をしたのだけれども、英語で語られていることが所々意味不明。それでも、こまかな点は横に置いて、相手の様子に焦点を当てつつ、その人のシステム内で生じることを信頼する。
英語でも意外とやれるもんだな〜と思うのと同時に、次回からメンバーの入れ替えをすると聴いて不安が立ち上がる。

「あぁ、早口の人と一緒になったら、練習にならないかもなぁ。モゴモゴ話す人もいて何言ってんだか分かんないんだよなぁ。。。」
特に3名の参加者の顔が浮かぶ。

なんでか分からないんだけども、聞き取れない&何を語っているのか把握しずらい。時々「これって、英語?」という感じも出てくるぐらい。 続きを読む

NVC(非暴力コミュニケーション)講座〜入門編〜責めない、操らない、ジャッジしない、子育てや関係性への道〜

NVC(非暴力コミュニケーション)を学ぶことで「世界の見え方」が変容していくことでしょう。

「この子は本当にワガママだ」といったジャッジ(正しいか間違っているかの評価/判断/分析)
「嫌だけど私は家事をしなければならない」という義務、我慢、犠牲のモード(すべき、ねばならない、当然そうだ、仕方がない=私の責任ではない)
「これだけのことをしたのだから、罰せられて/感謝されて当たり前だ」(罰と報酬による操作)
「~をしなさい。さもなくば」という押し付けや強要(意に反して何かをさせる、やめさせる)
残念ながら、多くの人が今の社会の中でこういった「発想」を土台にコミュニケーションをしたり、子育てをしたりしています。
こういった「発想」が土台にある社会で育ってきたのですから、ある意味では仕方のないことです。


このコミュニケーションの在り方では、「こころとこころのつながり」から離れていく場合が多くなります。
NVCを学ぶことは、これらの枠組みを全く違うものに変容させる可能性を秘めています。
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パーツワーク/IFS基礎講座 参加者の感想

日常で使えるセルフコンパッションのスキル パーツワーク(IFS)基礎講座
これまでの参加者の方から頂いた感想を一部ですが共有します。

>>3月中旬スタートのコース

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K. Mさん
受けようと思ったのは、以前あきらさんにパーツワークのセッションをして頂いてとても良かったからです。他のカウンセリングでは昔の感情を吐き出す時にその感情をまた味わいとてもつらい気持ちをしばらく引きずることになるのですが、このパーツワークのセッションだとその感情は十分吐き出しながらも、セルフとアンブレンドされていることで感情に巻込まれることがなく、引きずることがないのが驚いた点でした。
自分でもその手法を学べば、とても有効なセフルセッション(自分の感情整理、癒し)ができるのではと思ったので受講を決めました。

得たものは「セルフとパーツの存在」「アンブレンドという手法」「セルフからパーツに寄り添うことにより信頼関係が生まれ、パーツの役割等の変容が起こる」こと。
日常でもセルフからパーツ(感情)を見る、ということを少しずつやれるようになったかな?それでもまだまだパーツレッドになりがちですが。

【ファシリテーターに関して】
あきらさんの声や語り口、とても落ち着いていて心地よく、わたしのセフルが安心できるので、セッションでのあきらさんのサポートとても効果があります。
講座のファシリテートについても同様で、落ち着いた語り口と、必要以上の高揚や尾ひれはひれがないのでとてもわかりやすく、心にスッと入ってきます。
事例として出して下さるあきらさんご自身の場合の例えもわかりやすかったです。
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【オンライン 3月中旬スタート】日常で使えるセルフコンパッションのスキル パーツワーク(IFS)基礎講座

パーツワーク/IFS基礎講座 次期を3月中にスタートしようかなぁ、と何となく思っていたのだけども、動いていなかった。
いくつかのシグナルを受け取ったのでカレンダーを見たら、GWにかからないように組むにはこのタイミングしかないな、という日程が見えた。

そんなこともあり、3月中旬スタートでコースを組みました。

「セルフコンパッション」ということは、巷でいろいろ言われていますが、「セルフ」をどう捉えるか?

IFSの枠組みを知っていると、「セルフ」コンパッションなのだ、ということがよく分かります。具体的で誰でも使えるパワフルなスキルです。


自分の内的世界に、多様なパーツがいることを想像してください。
そのパーツ達と具体的に対話をしていくスキルを学びます。ピンときた方、ぜひどうぞ。
3/17スタート 水曜午前コース
3/19スタート 金曜夜コース

【満席】第2期 「NVC+実践練習会〜NVCを生きるに近づく」2021年1月下旬スタート

NVC (Nonviolent Communication) を1年半という長期間、固定メンバーで学び合い、日常で実践をしていくことを意図したオンライン・プログラムの紹介です。2021年1月下旬にスタートします。

5年ほどNVC関連の講座をやってみて感じているのは「日常で触れたり、学び続ける」ということがないと「そう言えば、そんなのもあったよね」と忘れ去られてしまう可能性が高いということ。

無理もないことです。みなさん日々の暮らしや仕事で忙しくしていて、NVC的なものに触れる機会がなければ、自然とこれまでの慣れたモードに戻っていきます。世間的にはジャッジや「正しいか/間違っているか」というモードが優勢です。
「NVCを学びたい、深めたい、その質から生きたい」と思っている方々に「学び続け、日常で実践するための場」として「NVC+実践練習会」を開きます。

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【オンライン】日常で使えるセルフコンパッションのスキル〜パーツワーク(IFS) 基礎講座

日常で使えるセルフコンパッションのスキル〜パーツワーク(IFS)基礎講座〜
(第3期:11/5スタート木曜午前/第4期:11/6スタート金曜夜)

今、世界的にも注目を集めている人間の内的世界にアプローチする手法=パーツワーク。 IFS(Internal Family System:内的家族システム)の名称でも知られています。
私が学びシェアしているNVC(非暴力コミュニケーション)のコミュニティでも注目が高まっています。
パーツワークの基礎的なこと、「自分の内側で何が生じても、それを受容できるセルフコンパッション」をスキルとして学び、日常で活かすための6回シリーズ・オンライン講座です。
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セルフとパーツの対話(その3) 内側での愛着形成【IFSエッセンス解説】

前回まで書いた「セルフとパーツの対話 その1」「その2」では、対話の中身がどういう流れなのかを説明した。
今回は、「愛着形成」という視点を紹介してみたい。

自身の内側で愛着を形成する
個人的には、ここがIFS/パーツワークの要でもあると思っている。

愛着理論というものがある。
幼少期の育ちの過程で親や養育者との関わりにおいて、どういうタイプの「愛着」を持つかというもの。言葉を変えれば、どういう「絆」や「関係性」を持てるかということでもある。

安定型、回避型、葛藤型、無秩序型という分類がされている。
この幼少期の経験が大人になっても大きな影響を持っていて、人と人との関係に現れてくる。
人との親密な関係を回避したり、そこが無秩序になったりなどなど。

また、その人の中でどういった人間観、世界観を形成するかにも深く関わっている。
愛着が安定的でないと、「世界は危険なところだ」、「私は愛されない」、「私は無価値だ」などなどの信念を持つ可能性もある。
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セルフとパーツの対話の流れ(その2)セルフコンパッション【IFSエッセンス解説】

前回のその1はこちら

引っ越しの例に戻ろう。
自分のリアルな感覚として気になったのは引っ越しについて考える際に出てくる「胸のあたりの重さ」だった。そのパーツの声を聴いていく。
そのパーツはオドオドさんという名前を持っていた。
慎重に物事を進める役割を持っていて、あまり大きな責任を負いたくないとも言っている。

この時に、「いや、大丈夫だよ。これが時代の流れだし、そこに乗ったら良いんだよ」という他パーツの声も出てくる。違う意見や横槍が入ることで、当初話を聴いていたパーツの声がかき消されてしまったり、話が混線してきて深く聴けなくなることが多い。

横槍が入った時にはそのパーツとブレンドしている状態と捉える。「いや、大丈夫だよ」と言っている声をパーツとして捉え、その意見を認め、受け止めつつ「今は、オドオドさんの話を聴きたいから少し下がっててもらえるだろうか」とお願いしてみる。

下がってもらうことで、再びアンブレンドができてセルフからオドオドさんの話を聴いていける。
他のパーツが出てきても一旦下がってもらうことで、セルフエネルギーに繋がり続けることができる。
そうすることで、ひとつのパーツの声を丁寧に深く聴いていくことが可能になる。
オドオドさんの話を聴いていくと以下のことが浮上してきた。

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