意図と魅力〜インナーチャイルドの企画

10/8と9で「深い自己共感~身体感覚と呼吸を軸にした癒しと変容」という企画を用意している。分かりやすく言うと、自分に深く潜っていきインナーチャイルドに共感するという意図がある。
主催&案内人の2名は「これすげ~面白いじゃん。自分たちがお客さんで参加したいぐらいだねぇ。すぐ満席になったりして」なんて語っているぐらいの質。
企画の意図&魅力をもう少し解説してみたい。
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そもそも、インナーチャイルドって何なのか?
ベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハン師の言葉を借りよう。
「私たち一人ひとりの中に、苦しんでいる幼子がいます。私たちには誰でも皆、子どものころにつらい思いをした時期があり、多くの人が心に深い傷を残す経験をしています。・・・苦しかった経験に触れるなど耐えられないと思い、心の奥深く、無意識にその記憶や感情を押し込めます。
しかし、いくら無視しても、苦しむ幼子がいないということにはなりません。傷ついた子どもは相変わらずそこにおり、私たちの注意を引こうとし続けます。・・・
私たちはその子を心の奥深くに押しやり、できるだけ遠く離れていることで、苦しみに終止符を打ちたいと願いますが、逃げたところで苦しみは終わりません。・・・
傷ついた子もまた、私たちの体の細胞一つひとつの中にいます。私たちの体にはくまなく、その傷ついた子が存在しています。その子に出会うためには、はるかな過去に目をこらす必要はありません。深く見つめさえすれば、触れられます。今この瞬間にも、その傷ついたこの苦しみは私たちの中にそのままあるからです。」(『和解』(サンガ)pp13-15)
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10/22 福岡市早良区 月3万円暮らしトーク

福岡市早良区にて久々に月3万円暮らしのトークを行います。
自分で言うのもなんですが、かなり面白い&刺激的な内容になっています。

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以下、主催の本河さんが作ってくださった案内文です。
ピンと来た方、ぜひご参加くださいませ。
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ヒトとして生きるのに、本当に必要なものって何だろう? 真剣にそう考えると、自分にとって必要なものって意外と限られている気がします。

今回お話いただく後藤彰さんは言います。
「キレイな水、空気、お日様の光と熱、森、美味しいお米と野菜、ひととのつながり、瞑想する時間、音楽 etc。そんなスタイルだと、月3万円もあれば、良いんぢゃないか?」
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10/8&9「深い自己共感~身体感覚と呼吸を軸にした癒しと変容」

追記:9/12  対象者を「NVC/非暴力コミュニケーションの経験者」としていたのですが、自分たちの意図を明確にし、「自分に向き合い、変わりたい人」であれば、誰でも参加できる枠組みに再設定しました。両日定員10名です。ピンと来たらお早めに〜
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「自分の内面を深く観て変容につながる」ことへ向けて、身体へのアプローチも組み合わせたコラボ企画を用意しました。
湘南(神奈川)からマインドフルネスコーチの松永真美さんをお招きして、後藤彰とコラボで場をつくります。
2人とも「自分とつながり本質を生きる」多彩なツールを学び、実践しています。
真美さんは呼吸、マインドフルネス、ヨガ、ヴェーダ哲学、マクロビ、アーユルヴェーダ、瞑想、サーフィンetc、
akilagotohは自給知足の仙人ライフ、ヴィパッサナー瞑想、サイエンズ、アバター etc
「2人だからこそできることをやろう」というコンセプトで、どんな場になるかワクワクしています。

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今回のテーマ設定は「今の自分」に向き合うこと。
インナーチャイルドと呼ばれる自分の中にいる過去の傷や痛みを抱えた幼い存在。過去の傷は時間の枠組みにとらわれず、常にあなたの今に存在し影響力を持っています。それは物事の捉え方や反応を左右するフィルターとして機能します。意識的には「こうしよう」と思っても、どうにもできないことが多々ありませんか。
自分をハイジャックする反応や感情。「もう嫌だ」と思っても何故か繰り返すパタン。「優しくあろう」と思っても、ついキツく言ってしまう、等々。「これがありのままの私なのだ」と思ってみても、どうもしっくりこない。

それらを抑圧するのでもなく、無理にポジティブに捉えるのでもなく、「ありのまま」と言って流すのでもなく。
傷ついた存在が何を必要としているのか、深く深く自分の内側を観ていきます。

その際に私たちに必要なのは、身体感覚を活用して思考の外で自分を深く観るということ。そこで今回は自分に向き合うワークをする前に、今この瞬間にいる練習、自分の深いところにつながりやすくなる呼吸の練習をたっぷり取り入れることにしました。「今、ここ」とつながる瞑想状態のこころと身体と呼吸へと導いていくテクニカルな方法をシェアします。

インナーチャイルドに対して身体感覚と呼吸を軸に、気付き(マインドフルネス)を向け、認め、共感していく。
幼い存在がどんなことを必要としているか感じ取り、丁寧に寄り添うプロセス。
そこから生まれる癒しと変容。イモムシから蝶へ。
2人のファシリテーターと共に、自分の深いところへと潜っていきましょう。
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内観という手法に触れて

「内観」という言葉を聞いたのは、確か初めてヴィパッサナー瞑想に参加した帰りだった。大雪で全然進まないバスの中で、他の参加者が「内観もなかなか良いですよ」って話をしていた記憶がある。

ヴィパッサナーは徹底的に身体の感覚と呼吸に意識を向けて観察する瞑想法。
潜在意識下の浄化をズドンとやってのけるイメージだ。

なので、あまり意識上のことには関心がなかった。「過去は存在しない。あるのは今だけ。記憶は脳が都合良く編集したもの。」そんな捉え方が自分の中にあった。

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この1年ちょっと鈴鹿市にあるアズワンにて「サイエンズ」という手法を継続的に学ばせてもらっている。そのコースの一つに「内観」がある。
「まぁ、順番なので」というぐらいの気持ちで6泊7日のプログラムに参加してきた。
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