半農半スロービジネスという生き方 お話し会@福岡古賀

先日、新宮町でさせていただいたお話し会が、「意外と」好評で、古賀市にあるオーガニック広場ひふみさんでもさせていただくことに。
自分で言うのもなんですが、意外と面白い&深淵なる話しをしますよ。

個人的にはお話しした後の質疑で色々みなさんと交流するのが愉しみです♪

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半農半スロービジネスという生き方~脱モアモア教へ向けて~
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話し手:後藤 彰(自然と暮らしと平和のがっこう)

日時:1月22日 14時~15時半
場所:オーガニック広場ひふみ
参加費:1000円(ワンドリンク付き)
予約&お問い合わせ:ひふみ
tel: 092-944-5755

 

ヒトとして生きるのに、本当に必要なものって何だろう?
真剣にそう考えると、意外と自分にとって必要なものって限られています。
僕の場合は、キレイな水、空気、お日様の光と熱、森、美味しいお米と野菜、ひととのつながり、ちょっとビールetc。
東京出身、田川郡赤村に住み8年目。

 

冷蔵庫なし、電気代は月500円代、ガス代も月1000円程度、野菜とお米は田畑が供給してくれます。
お風呂と暖房の燃料は薪。
車の燃料も自分で廃油を加工&精製。
支出が少ないので、収入が少なくても問題無し。
時間がたっぷりあり豊かな暮らし。
自然に寄り沿った暮らしを営みながら、
自分もハッピー、地球や世界もハッピーな半農半スロービジネスというスタイル。
当日は、何故このライフスタイルを営んでいるかという理由と具体的にやっていることをスライドや動画も交えてご紹介します。
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アフロダンスのレッスン

12月の新月の日からアフロダンス教室に通っている。赤村から車で20分ほどの行橋の会場にて。
アフリカンダンスのレッスンだ。

数年前にマリ製のけっこう本格的なジャンベを購入して、適当に叩いていた。
「太鼓に合わせて踊りましょう」といったPRもあったので興味もあり参加することに。身体の使い方、身体を動かすこと自体にも惹かれた。
ちなみに、これまで踊りとはあまり縁がない。小中学校でやったぐらいかな。

今日で1ヶ月=4回の参加となった。
これが、とっても面白い&解放感がある。
だんだん、身体が覚えてくるのか、自分自身で動きがスムーズになってきているのが分かる。
頭で理解しようとするのではなく、感覚を頼りに動く。
初めは、ぜんぜんできなかったステップも徐々にできるようになってくる。
特に復習をしているわけでもないのだが、身体が馴染むんだろうね。
その事自体も面白い。

ダンス自体は結構ハード。
簡単そうに見えても、全身を使って踊るので身体には良い刺激。

普段は「頭で理解してから動く」ということがほとんどだが、ダンスはとにかく身体を動かして、身体で感じる。
いつもは使っていない回路を使うというのも自分の領域が広がる感じがしてすごく愉しい。
多分、自分でイメージしているよりも、身体は動いていないのだろうけれども、徐々に可動域が広がっている気もしてる。身体が自分に戻ってくる感じもする。分かるかな?


薪ストーブの窓に現れたダンスの精霊!?

かおるさん(先生)もかなりエネルギッシュに動き回り、的確にポイントを伝えてくれるので分かり易い。何より、自身がすっごく愉しそうにイキイキと踊っているのが素敵。
今日はステップが分からず混乱していたら、皆で手をつないで「ステップを感じて!」と。不思議と、手をつないでステップを踏むと、ただ見ながら真似ようとするよりも腑に落ち易い。

こうして定期的に身体を動かしていたら、より健康になるわなぁ、と思っている。
アフロダンスは正に「動」の身体性。滞りも解消してくれる。
何より無心で全身を動かし、汗かいて、たくさん呼吸して、たっぷり笑って。幸せな時間だよ。

普段の生活の中にも取入れたいな〜、と思えてきちゃう。
最近、なんだか体調の波が激しいので、ダンスで邪気を吹っ飛ばしたい。

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かおるさん(先生)のブログ:興味の有る方は要チェックです。
ダンスクラス始めます

★お話し会:人を良くする食!? テンカブツから考える 1/25

10月に食と農の達人祭@川崎町ラピュタファームにて行った「添加物」のお話し会。
「うちでもやって」というオファーをいただき、1月25日にえこわいず村さんで実施します。タイミングの合う方ウェルカムです。

添加物関連の資料を読み返しているけど、本当に根っこはデタラメな原発と似ているんだよねぇ。そこのマインドセットを具体的に切り替えていかなければ!

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人を良くする食!? テンカブツから考える
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何となく気になっている「食品添加物」
「何にでも入っているし、避けられないのでは?」
「危なそうだけど、イマイチ良く分からないなぁ」
「危険なモノと危険じゃないモノがあるの?」
そんな素朴な疑問やモヤモヤをお持ちのみなさん、
これを機会にちょっと整理して学びましょう。

そもそも添加物とは何なのか?
その影響や害も含めて、知ることから始めましょう。
そこから自分と家族の健康を守る工夫がスタートできるでしょう。
当日は映像も見ながら、学びを深めます♪

★ナビゲーター:後藤彰(自然と暮らしと平和のがっこう ゆっくり村プロジェクト)
参加費:1,000円:要予約 (ドリンク付き)
★日時:1月25日(土) 14:00- 15:30頃
★場所&問い合わせ&予約先: えこわいず村 tel:093-617-2444
北九州市八幡西区馬場山東2丁目1-6
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以上

意図的な貧困!?

先日、紹介されていた記事を読んだ。
「意図的に貧困を選ぶ人々」について、英語の記事だ。

消費社会とストレスフルな仕事が嫌になり離脱した人。
住居のスクウォッティング(占拠)をしていた人。
ジャーナリストとして活躍することを夢見て、今はお金のない暮らしに耐えている人。
いろいろなタイプがあるけれども、「意図的に貧困」を選んでいるということだ。
そういった選択をできること自体が特権で、貧困にならざるを得ない黒人やヒスパニックの置かれている状況との間にはギャップがあると解説されている。
けれども、ひとつのライフスタイルを提示しているのではないか、といった趣旨の記事。


“Living on $5,000 a year, on purpose: Meet America’s ‘intentional poor'”

メインで記事に取り上げられているプライスさんは、年間5000ドルで暮らしているという。日本円で50万円程度。
移動は自転車、食事はシンプル、病気にならないように運動をして、ホビットホールと言われる洞窟のような家に住んでいる。写真を見るだけでも面白い。

彼の暮らしを「意図的な貧困」という切り口で記事は捉えているのだけれども、ぜんぜん貧しくないと思う。
むしろ、すごく贅沢な暮らしだ。
僕も消費主義とはバイバイしちゃったし、収入もガクンと減らしているし、買うよりも作るというスタンスで生きている。確かに、金銭面で比較すると他の人よりも少ない。けれども、自分が貧しいとか惨めだと思ったことは全くない。
自由な時間、自分と向き合うこと、好きな本を読むこと、自然を感じること、創造的な活動をすること、ピュアな水と空気、野菜と米をいただくこと、どれもこれも、仕事をしていた時よりも格段に豊かだ。
これはもう「意図的な幸せ」である。


ふとよく見ると、とんでもなく美しい自然の造形

上記の貧困に陥れられてしまう人たちのことを思うと、複雑な心境にはなる。
けれども、自然の近くで暮らしを営む、自然からいただく、自分の手を動かして作り出すというところに意識を集中して動いていけば「あぁ、システムが貧困を作り出して、そこにはめられてしまうんだ」と理解できると思う。


今年たわわに実ったゆず。ブツブツ交換を呼び掛けたら、お菓子、米、野菜、Tシャツ、果物、書籍などに化けた。感謝。

「問題を作り出したのと同じマインドセットで、その問題を解決することはできない。」アインシュタインの言葉。

年間50万円で生き延びるスキルを身につけられたら、意図的な幸せを作る力も相当あるよね。年間の金額は、まぁ、どうでも良い気もするが、少なくてもやっていけるということは、それだけ生きていくスキルが磨かれるってことだと思う。

電磁波のお話し会の報告&お知らせ

先日、電磁波についての「お話し会」をさせていただきました。
ふくおか市民政治ネットワーク北九州さんにて。
11名の方々と一緒に学びました。

そもそも電磁波って何なのか?
健康被害はあるのか?
どう対策したら良いのか?
電磁波と社会の在り方・・・などなど

『デンジハ?身近なヒバクとその対策』を基本テキストにしながら、
電磁波検知器でノートPCを調べたり、
その場でアースを取ってみたり。

みなさん、関心が高く、熱心に聞いてくださり、こちらもやり甲斐がありました。


冒頭で挙げてもらった「素朴なギモン」
お話し会の中で、ほとんどのギモンに答えることができました。

電磁波は、デタラメな原発と構造が似ていて、嫌になる部分も沢山あります。
結局は経済的な利益やお金と人々の健康を天秤にかけているようなところもあります。

今の社会はデジタル化も進み、電気もどんどん使われています。
身の回りは電磁波だらけです。
僕も、都市部に行くと、かなりの確率で調子が悪くなってしまいます。。。
日常的な肩こり、倦怠感、眼の疲れ。意外と電磁波の影響かも知れません。

しかし、電磁波は対策をすれば、かなり軽減できます。
基本の対策は
アースを取る
離れる
使わない/代替品を使う
遮蔽する

基本的なことを知ることから始めましょう。

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★電磁波お話し会★
僕で良ければ、お話し会の講師対応いたしますので、ご連絡ください。

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beart.nowhere◆gmail.com
◆を@に変更してください。
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「幼稚園のママ友を集めてやってもらおうかしら」なんてアイディアも出ていました。
8〜10名ぐらい集まってもらえれば、対応できるな〜と思っています。
多少の遠方でも出かけて行きますよ〜。

『デンジハ?身近なヒバクとその対策』(スロービジネススクール有志著)という冊子の全体統括をした関係で、いろいろ分かってきました。

専門家を呼ぶにはハードルが高い。
そんな時は、少し余分に分かっている僕のような人間をお気軽に活用してくださいね。

以上

『ナリワイをつくる』を読んで その2

著者である伊藤さんの議論を読んでいて、「面白い!」と思えたところを自分自身に惹き付けて考えてみた。

「そもそも」
ナリワイを作り出す方法論についても、語られていて、その文脈の中で「日常生活の違和感を見つける」という項目がある。
グローバル化する経済社会やビジネスシーンでは「何故を5回繰り返せ!」というのが王道らしい。筆者は「これは既存の枠組みの中でしか物事を考えられない傾向がある」と述べている。
確かに、「なぜ、車が売れないのか?」という問いは、どうやったら車が売れるのかを前提にしていて、車は既存の枠組みとして維持される。
ナリワイ的には、「そもそも」を問うていくという。「なぜ、車が売れないのか?」と考えるよりも「そもそも、車をこんなに売る必要があるのか?」とか、「どうやったら夢のマイホームが手に入るか」じゃなくて「そもそも住宅ローン自体がいらなくないか?」と考えていくほうがおすすめである。」(p.138)

「問題を引き起こしたマインドセットを用いて、その問題を解決することはできない」とアインシュタインは語ったそうだが、それに通じる話しだと思う。

僕も今のライフスタイルの原点は「そもそも、人間ってこんなに嫌な思いをしてまでお金のために働かなければいけないのだろうか?」という問い掛けだったと思う。
自分に引き付けて考えると、「そもそも冷蔵庫は必要なのか?」「そもそもケータイは持った方が良いのか?」「そもそもトイレが水洗であることが必須なのか?」などなどと問うて来た。
その問いの結果として、冷蔵庫なし、ケータイ不携帯、コンポストトイレといった暮らしのスタイルが生まれてきた。
今の大量生産&大量消費&大量廃棄を前提として、とにかく経済は拡大すべきというのがメインストリームとなっている社会の中で、積極的に「そもそも」と問うていくことが大切だと思う。
ちなみに、その「そもそも」という発想から、社会との関わりの中でナリワイをつくっていくことを筆者は勧めている。

「ローコスト」
暮らしに掛かるコストを減らすこともナリワイの視点からは大切だという。
「モノが溢れている現代社会では、どうでも良いことにお金を使っている。稼ごう稼ごうと血眼になって取り組むよりも、注意深く生活を観察すれば、かなりの支出を生活の楽しさを落とさずに減らすことができるのである。
人生における支出を減らすのは、自分の生活をいじるだけ。
お客さんを捜したりする手間もないから、ナリワイをつくって収入を産むことよりも、圧倒的に簡単なのである。」(p.80-81)
正に、その通りだと思う。そして、支出が減った分だけ、稼ぎ仕事も減らしていけば良いのだ。これは非常にクリエイティブな営みだと思う。

今の社会は色々なことに金が掛かる仕組みにしておいて、人々を消費者に落とし込み、金を使ったその分を稼ぐ必要があるという循環を作り出している。それを断ち切るには、「そもそも」お金を使わないで済ませるということだ。そこでは当人の知恵と工夫が試されると思う。

こういった話しをすると、「経済が回らなくなる」という話しが出てくると思う。けれども、経済とは本来は「人々が幸せに暮らす営みの連鎖」だったはずだ。それが、100万年も汚染物質をまき散らす原発だろうが、経済のために稼働させられてしまう始末。世界中で一番お金が使われているのは軍事費で、2番目が宣伝広告費だそうだ。つまり、それだけ宣伝広告をしなければ売れない、そもそも必要がないものが多いのではないか。こんなデタラメな構造にしがみつき、自然環境を破壊し、途上国や弱い立場の人々にツケを押し付ける経済など、そもそも「成立している」のだろうか?

こういった発想をしていくと、生きていくのに頼るべきは「自然」と「人とのつながり」だと思う。
ナリワイも人とのつながりの中で展開できるものだ。

先日、思い付きで呼び掛けた「庭の無農薬ユズと何かのブツブツ交換」は、意外と反響があって、14軒の方々と交換をした。自然から受け取ったものを、人とのつながりの中で活かすことができた。放っておいたら、腐って落ちるだけだから、活用してもらえて嬉しい。

そして、オーガニックコットンTシャツやアクマキ、無農薬野菜、書籍、醤油モロミ、お米などなど、いろいろなブツがコウカンされてやってきた。こんなことをしながら、これもひとつの僕流のナリワイかしら?などと考えている。
何より、このプロセスと営みがたのしくて豊かだった。
今後も、意識的に僕流のナリワイ的活動を増やしていこうと思う。

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伊藤洋志(2012)『ナリワイをつくる 人生を盗まれないための働き方』東京書籍。
お勧めです。