わたしというシステムの中を見る「緊張する部分」

先日、自分の中で生じたことをIFSのプロセスに沿って深く見つめてみた。

初対面の人とやり取りする中で、自分に「緊張」する反応があった。
その時には、あまり緊張という自覚がそこまでなかったのだが。

その人と離れてから、自分の頭の中は「その人をどう理解したものか?」とぐるぐる思考をしている。
何かと理由をつけて、「こういう人だ」とラベルを貼りたがる。
そして、「そういう人だから」と距離を取ろうとし始める自分がいる。

その後、なんだか気分が重く、その人からのメッセージが入っていることを認識しただけで、身体に力が入るような状態。

これは何が生じているのか?と自分の中を見に行くことにした。
ありがたいことに、NVCも学んでいる共感仲間にじっくり80分ぐらい話を聴いてもらった。その中で、自分の内側にあるシステムについての理解がぐっと深まった。

以下はそのプロセスの内容を言葉にしたもの。
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中学時代の「クールな自分」というパーツに共感:NVC+IFSの内的対話

「パーツワーク」という手法で「自分を見にいく」ということを定期的に仲間とやっている。
パーツワークはIFS (Internal Family System) というセラピーの手法から来ていて、NVCの共感と組み合わさると「自分を見る」「自分に共感する」ということがグッと深まる印象がある。

ある日のプロセスを紹介してみよう。

この日は「自分の中の不機嫌さ」ということをテーマにしてNVC仲間に話を聴いてもらった。「自分=不機嫌な人」というのではなく、「自分の中に不機嫌なパーツがいる」という理解からスタートする。
ちなみに、このパーツは以前にも見にいっていて、「その後どんな感じかな?」というフォローも含めてプロセスに入った。

自分の中の不機嫌なパーツに意識を向けると、以前とは違った身体の領域にそれが居る。右胸の辺り。何だか重苦しい感じがある。
それを感じていると、革製の水袋のようなイメージが浮かんできた。
その水袋は中に水が入っていて重みがあり、それが木の蓋の下に釣り下がっているようなイメージ。
重みで引っ張る形で、内側から蓋をしている。
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