ブツブツ交換と優しさ

去年の11月頃にユズがたわわに実ったので、到底使い切れず、困った。そこで、ブツブツ交換を呼び掛けた。
今年の3月には、畑で増殖したキクイモが食べ切れずに大量に余る見込みだった。これも困ったので、ブツブツ交換を呼び掛けてみた。


枝がしなるぐらい実をつけたユズ


短時間でこれだけ収穫できるキクイモ

意外や意外、両方ともに10件以上のオファーが来て、荷造りが大変なぐらいだった。
北は長野から、南は鹿児島まで。
送料を考えると、バカバカしいとも考えられる。
けれども、全国の顔の見える友人&知人から色々なものが交換ブツとして送られてくるのがとても嬉しく楽しかった。

無農薬の野菜の詰め合わせ
無農薬の黒大豆と小豆
味噌と醤油にリンゴジュースに干しリンゴ
こだわりの手づくりお菓子
干しワカメ
オーガニックコットンTシャツに無農薬キュウイ
その人が書いた著書
手づくりドリームキャッチャー
先でボディワークのセッションなどなど。


左から、干しワカメ、手づくりお菓子、オーガニックなお豆さん

こっちもちょっと多めに入れるけど、相手もちょっと多めに入れてくれたりして。
「こりゃもらいすぎですわ」とお互いが思っている節があって、それまた面白い。

差し出すこと、贈与することって本来的にすごく気持ちの良いことなんだなぁ、と実感。
そもそも、ゆずもキクイモも自然が差し出してくれているもの。それを「自分のモノだ」と主張すること自体が、ちょっと変にも思えてくる。

だって、ユズなんて、ほとんど何の手入れもしていないんだよ。キクイモも放ったらかしでザクザク収穫できるし。この点だけ考えても、自然界は豊かさ、優しさ、あるいは愛に満ちている。
その優しさを媒介にして、受け取る優しさもまた嬉しく暖かいものなのでした。

手づくりドリームキャッチャーは僕が良い夢をキャッチできるようにと想いを込めてくれたとのこと。良いことありそうです。

5/18 手前麹を仕込む会

味噌、醤油、日本酒、甘酒みりんなどなど
麹が原料になっているものはたくさんあります。

けれども、麹を仕込んだ経験がある人はあまり多くありません。
赤村の田舎家屋にて、土間にあるカマドを使って一緒に麹を仕込みましょう。

やってみると、意外と簡単。お家で仕込むノウハウも教えます。
麹があれば塩麹に醤油麹、甘酒などなど簡単に手づくりできますよ。
手と五感をたっぷり使って、たのしく手づくりしましょう。

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自然と暮らしと平和のがっこう beart
手前麹を仕込む会
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日時:5月18日(日):10時~14時半
場所:赤村 ゆっくり庵(後藤住居) 申し込み者に追って、集合場所をお知らせします。
参加費:2000円(完成品か仕掛かり品の麹1キロお土産&資料付き)
600円(子ども)
仕掛かり品麹がたくさん欲しい方は、料金別途になります。
持ち物:お弁当(お昼ご飯はご持参ください)/バンダナなど頭を覆うもの/エプロン

参加申し込み&お問い合わせ:beart.nowhere☆gmail.com /tel: 0947-62-2470(beart 後藤)
定員:10名

以上

月3万円程度で豊かにハッピーライフ!  4月のお話し会

4月に連続してお話し会をさせていただくことになりました。
ありがたいことです。
4/1の東京/たまにはtsukiでも眺めましょでのトークはおかげさまで満席とのこと。

8年前に移住する際に、立てた目標が、人前で話しをすることをナリワイのひとつにすることでした。
いろいろなご縁でそういったことが形になってくることが嬉しい限り。
人生って面白いですね。

★4/11 北九州市八幡西区 えこわいず村
時間:14時〜16時
参加費:1200円(ワンドリンク付き)
場所&問い合わせ&予約先: えこわいず村 tel:093-617-2444 
北九州市八幡西区馬場山東2丁目1-6

★4/12 宮崎市 天空カフェジール
時間:14時~16時
会場:天空カフェジール
宮崎市加江田6411 ℡:0985-65-1508
参加費:1000円(当日参加可)
<お申込・お問合せ>
090-3529-1315
yoshitoshi1227■gmail.com (西畑)
■は@に変更してください。

★4/13 串間市 たぎり荘確定:詳細が決まりました!
時間:19時〜21時
会場:たぎり荘
宮崎県串間市市木152
参加費:1200円

問い合わせ たぎり荘 0987-77-0690
当日は温泉営業日 大人300円で入浴できます。
宿泊歓迎 朝食付き3,200円 2食付き5,000円

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(先日の神戸でのお話し会の様子)

ヒトとして生きるのに、本当に必要なものって何だろう?
真剣にそう考えると、意外と自分にとって必要なものって限られています。
僕の場合は、キレイな水、空 気、お日様の光と熱、森、美味しいお米と野菜、ひととのつながり、ちょっとビー ルetc。


春の野草もたくさんいただきます。

そんなスタイルだと、月3万円もあれば、良いんぢゃないか?
東京出身、福岡県田川郡赤村に住み9年目。 冷蔵庫なし、電気代は月500 円代、ガス代も月1000円程度、野菜とお米は田畑が供給してくれます。 お風呂と 暖房の燃料は薪。 車の燃料も自分で廃油を加工&精製。 支出が少ないので、収入 が少なくても問題無し。 時間がたっぷりあり豊かな暮らし。


薪ストーブ内をオーブン的に活用。里芋がホクホクになります。

自然に寄り沿った暮 らしを営みながら、 自分もハッピー、地球や世界もハッピーな半農半スロービジネ スというスタイル。

当日は、何故このライフスタイルを営んでいるかという理由 と具体的にやっていることをスライドや動画も交えてご紹介します。
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在り方への気付き その2 それは突如やってきた ヴィパッサナーにて

>>前回からの続き

コースマネージャー経由で、先生に「足音や自分が立てる騒音に配慮して欲しいと生徒に伝えて欲しい」と言ってもらった。
僕としては、この自分が取るアクションで「コースに静寂が立ち現れ、コース自体の質が高まる」と、良い事をした気になっていた。

しかし、先生からの返事は「寛容さを養う良い機会」という返事。
「なんだって???分かってないなぁ。ヴィパッサナーの目的は、心を浄化して、愛を生きることだろ。この雑音状態は、そこからかけ離れている。その学びの機会を生徒に提供しないのか?なんて指導者だ。ふざけてる。。。。。」などなど、頭の中は批判意見の大合唱。瞑想をしていても、全然集中できない。「よ~し、あの先生に何を言ってやろうか。あるいは、具体的な解決方法はあるかなぁ。「階段の上り下りに愛を」といった紙を一枚貼ってもらうだけでも良いんじゃないか。何なら、自分で作るか。。。」などなど。
瞑想しながらの止まる所を知らない妄想大会である。

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「在り方」への気付き その1:ヴィパッサナーコースにて

高校生か中学生の時に、あるTV番組でこんな紹介があった。
「タイでは普通のサラリーマンが3ヶ月間に渡り僧院生活をして、托鉢をしたり、瞑想をしたりする。そういったことが文化としてある」といった内容だった。
その時に、「良いな〜。僕がタイ人だったらそれを経験したい!」と強烈に思った。

今回2度目のヴィパッサナーに参加して、この仕組みはかつて自分が「良いねぇ!」と感じたものと似た仕組みだと理解した。

ヴィパッサナーの10日間コースの間、明確に戒律が設けられ、それを遵守することになる。シーラー:戒だ。
1 いかなる生き物も殺さない。
2 盗みを働かない。
3 いかなる性行為も行わない。
4 嘘をつかない。
5 酒や麻薬などを摂取しない。

コース参加2度目以降の生徒には次の3つも付け加わる。
6 正午以降食べ物を摂らない。
7 娯楽を行わず、身体装飾をしない。
8 ぜいたくな、あるいは高い寝台で眠らない。

そして、生活は非常に規則正しい。朝4時に起きて、4時半から瞑想がスタートする。食事は1日2食+ティータイムがある。食事に付随したちょっと長めの休み以外はけっこうタイトなスケジュール。瞑想と瞑想の間には5分程度のトイレ休憩があるだけ。それが、夜7時頃まで続き、締めくくりは録音音源による講話を聴く。そして、夜9時半には消灯という一日。トータルで10時間半ぐらい瞑想する時間がある。瞑想三昧である。

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月3万円程度で暮らしてハッピー! 4/11お話し会@えこわいず村

「意外と話しが上手なんですね」
「思った以上に本質的な話しですごくたのしかったです」
などなど、各地で開催して好評をいただいているお話し会。
近場のえこわいず村さん(八幡)にて開催です♪

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半農半スロービジネスという生き方~脱モアモア教へ向けて~
月3万円程度で暮らしてハッピー!
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話し手:後藤 彰さん(自然と暮らしと平和のがっこう beart)
日時:4月11日(金)14時〜16時
参加費:1200円(ワンドリンク付き)
場所&問い合わせ&予約先: えこわいず村 tel:093-617-2444 
北九州市八幡西区馬場山東2丁目1-6


(先日の神戸でのお話し会の様子)

ヒトとして生きるのに、本当に必要なものって何だろう?
真剣にそう考えると、意外と自分にとって必要なものって限られています。
僕の場合は、キレイな水、空 気、お日様の光と熱、森、美味しいお米と野菜、ひととのつながり、ちょっとビー ルetc。


春の野草もたくさんいただきます。

そんなスタイルだと、月3万円もあれば、良いんぢゃないか?
東京出身、福岡県田川郡赤村に住み9年目。 冷蔵庫なし、電気代は月500 円代、ガス代も月1000円程度、野菜とお米は田畑が供給してくれます。 お風呂と 暖房の燃料は薪。 車の燃料も自分で廃油を加工&精製。 支出が少ないので、収入 が少なくても問題無し。 時間がたっぷりあり豊かな暮らし。


薪ストーブ内をオーブン的に活用。里芋がホクホクになります。

自然に寄り沿った暮 らしを営みながら、 自分もハッピー、地球や世界もハッピーな半農半スロービジネ スというスタイル。

当日は、何故このライフスタイルを営んでいるかという理由 と具体的にやっていることをスライドや動画も交えてご紹介します。
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席に限りがございます。ご予約はお早めに〜

電磁波お話し会 好評でした

24日に「電磁波お話し会」を五福さん@福岡(マクロビオティック料理教室)でさせていただきました。
ブログに報告を書いていただいたのでシェア。
「うふふな日々 電磁波対策しましょ!」

マクロビオティックで食事に気を使い出すと、
添加物はもちろん、電磁波にも関心が向いてくるそうです。

意識していないと、特に都市に住んでいたら、四六時中被曝している危険性もある。
街中は電磁波で溢れているから。

日本の電磁波規制値は、「ただちに影響はない」という論理で、
放射線と並んでかなり緩いので、自衛するしかないのです。

なので、家の中で自衛する方法を主に説明。
簡易のアース作りも伝授しました。

簡単に手づくりできるんだけれども、あの場の説明で、みなさん分かったかなぁ。
当日参加してくれた友人はさっそく家に帰って作ってみたとのこと。
こうして電磁波への理解と対策が広まることが嬉しい。

けれども、根本的には電気を使い過ぎ、過敏な人に配慮しない社会をどうにかしていく必要があるよね。
今日は、珍しく都会に出ていたのだけれども、電車に乗っているだけで、周囲がスマホにケータイのオンパレードで、その影響か頭が痛い。。。

次回は3月9日@五福さん。まだ、席に少しの余裕があるようです(詳細はコチラ)。
この日には即席アースをいくつか完成させて持っていこうと思います。

24日は美味しいおにぎりとお味噌汁付きでした。
9日はスイーツ&ドリンク付きとのことです!

この日の参加者の方から依頼を受けて、幼稚園のママさん達にお話し会を実施する運びになりそうです。
10名以上集まれば、出張しますので、お気軽にお声掛けくださいまし〜。

写真は五福さんから拝借しました。感謝。

2度目の10日間

2度目のヴィパッサナーは自分の中に少しの余裕があった。
勝手が分かっているというか、流れも頭に入っているから、不安がない。
余計な事に意識を取られずに、瞑想に集中することができた。

3日半はひたすら「鼻から出入りする呼吸に意識を集中させる」という修行。
アーナーパーナー瞑想という。これが、辛いのなんのって。。。
とにかく、集中が出来ない。情けないぐらい出来ない。
瞑想は大体1時間から2時間のセッションなのだが、1時間ほとんどウツラウツラと眠っている状態だったり、3分と集中できずにアレコレとしょうもない考え事に支配されていたり、身体が痛くて瞑想どころではなかったり。
「京都に瞑想に来て、1時間の居眠りってなんやねん!」と自分にツッコミを入れてみたり。
とにかく、意識も身体も長時間の瞑想に慣れていないので、かなり辛い。
この状態が3日目ぐらいまで支配的だ。

しかし、この「集中できない」という事自体が、こころの汚濁が浄化されるまいとしている抵抗とのこと。
とにかく、粘り強く、辛抱強く、修行を続ける事を諭される。

確かに、徐々に意識と身体が慣れてくるのか、楽になってくる。

慣れてくると1時間座っているのも楽々やれる感じになる。
アーナーパーナー瞑想を3日半やった後に、身体の感覚をたどっていく「ヴィパッサナー瞑想」に入る。
この段階では、身体が慣れてきていることもあり、意外とスムーズに瞑想できるようになっている。もちろん、妄想もたくさん出てくる。

6日目には全身の感覚が流れるように移動する「フリーフロー」がやってきた。
3年前はひと呼吸で肌感覚が頭の先から足の先まで2往復する激しい流れを感じたことがある。今回は、かなりゆっくりなのだが、身体の表面をエネルギーが流れている感じを得ていた。
その他にも光に包まれているような至福に満ちた感覚や、自分の肉体とそれを観察している意識が別離しているような感覚など不思議な経験もあった。
前回はそういった経験に浸っていたが、今回はそれを冷静に見つめることが出来たと思う。
この瞑想法の大切なポイントはこういった感覚に惑わされずに、それも「過ぎ去るもの」としてただただ見つめる、観察するということ。
並行して身体の感覚に意識を向けておくということ。
そのプロセスの中で、潜在意識下のこころの汚濁が浄化され、本来の意識に近づいていく。
確かに、瞑想を積み重ねることで、意識は軽くなり、アレコレと反応しなくて済んでいる自分がいることに気が付く。
そして、自然と「慈しみのこころ」が立ち現れてくる。
「ああ、いのちの本質は優しさ・慈しみなんだ」
ということが、頭ではなく、身体と心の全身で丸ごと理解できるとでも言おうか。
正に、腑に落ちるという身体感覚がピッタリくる。

教えの中で、知恵には3つあると説明されている。
「借りた知恵(人から聞いたもの)」「頭で考えた知恵」、そして「体験した知恵」だ。
この「体験した知恵」が最も大切とされていて、それを体得するために、瞑想をするということだ。
ブッダは次のように語っている。

「自分の修行は自分でしなければならない。
ゴールに到達した人は、その道を教えることしかできない。」(ハート:125-126にて引用)

というわけで、全人類に体験して欲しいとすら思うわけです。
もちろん、一度体験したら全て浄化されるというわけではなく、継続的に浄化は続けていく必要がある。時間は限られるけれども、座ることが毎日の習慣になってきている。

参考文献:ウィリアム・ハート(1999)『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』春秋社.

2度目のヴィパッサナー瞑想

先日、3年振り2度目のヴィパッサナー瞑想10日間コースに参加してきた。
3年前は初参加で、ついていくのがやっとだったこともあり、どれだけ理解が浅かったかを今回痛感した。裏を返せば、今回は非常に深い経験と理解になった。

「「ものごとをありのままに見る」という意味のヴィパッサナーは、インドの最も古い瞑想法のひとつです。この瞑想法は2500年以上も昔、インドで、人間すべてに共通する病のための普遍的な治療法、すなわち「生きる技」として指導されました。」(日本ヴィパッサナー協会HPより)

自分の呼吸、身体感覚、こころや思考の動きをありのままに見る、観察するのがヴィパッサナー瞑想。その目的は「こころの汚濁の浄化」とされている。
「人間全てに共通する病」とはこころの汚濁が生み出す「反応」のことだ。

例えば、顕在意識では「人に親切にしたい」と思っていても、実際には「ついつい妬みや批判意識が出てきて親切にできない」という経験がないだろうか?
「ついつい」は「反応」であって、その人の本質ではないのだが、「どうして自分は思っていることを具現化できないのだろう」と悩んでしまう。そして、往々にして、そんな自分を批判したり、反応しないように努めたりする。が、それは「ありのまま」に見ることからは外れている。

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