GMO(3) 環境や種子の汚染

GMOの問題点について、今回は「環境や種子の汚染」について書いていく。

ひとつは、環境汚染。GMOの特徴の一つに「除草剤耐性」がある。
ラウンドアップという強烈な除草剤を撒いても、大豆等の作物が枯れないという性質。
いわゆる雑草は枯れても作物は残るという遺伝子組み換えだ。

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日本のホームセンターでも普通に販売されている。。。

前回記述したラットの実験に際して、このラウンドアップという除草剤を飲み水に混ぜていたことを書いた。
そして、そのラット達にも腫瘍が出たり早くに死んだりしていた。つまり、ラウンドアップも毒性があるということだ。
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GMO(2):そもそも何?健康リスク

「もはや、避けることの方が難しい」遺伝子組み換え作物&食品。
そもそもGMOとは何なのか?

「これまでの品種改良の延長だし、問題ない」といった発言も時々あるが、実態は異なる。
遺伝子組み換え作物は種の壁を越えたところで遺伝子操作をしている。
トマトとトマトの掛け合わせといった次元を越えている。
例えば、大豆に除草剤の成分を分解するバクテリアの遺伝子を打ち込むなど。
サソリの毒性をキャベツに埋め込むといった話もある。

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みんなのバイオ学園HPから拝借)

遺伝子組み換え技術で最も多いのが「除草剤を掛けても枯れない」性質(除草剤耐性)と「虫が食べると死ぬ毒素を持つ」性質(害虫毒性)だ。

これまで地球上で経験されたことの無い実験をしているようなものだ。
こうして作られた作物を用いた食品が遺伝子組み換え食品となる。
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遺伝子組み換え作物&食品(1)日常的に食べている?

昨年の12月頭頃に「世界が食べられなくなる日」というドキュメンタリー映画を見た。以前から遺伝子組み換え作物(GMO)には関心があったし、ある程度理解しているつもりだった。が、この映画を見たら「うわぁ~、そこまでヒドイことになってるんだ」と正直ショックだった。
本当に食べられるものが無くなるわ。

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そんなこともあり、自分の中でも情報を整理して学び直してみた。
そして、1月には兵庫県三田市にあるギミーシェルターさんでGMOについてのトークを組ませてもらった。
このお店はしっかりとしたこだわりをもって運営しているので、関心の高いお客さんが集まってくださった。

このトークに向けて学び直したことと当日出た意見などを数回に分けて記しておきたい。
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エコミュカルネットワークとゴミ処理リーフレット

今、僕が住んでいるのは「田川郡赤村」
この田川市郡のメンバーが集って立ち上がった「エコミュカルネットワーク」
僕も会議の進行や企画などでかなり学ばせてもらっている。
老若男女、いろいろな個性のメンバーが集まっていて、会議は毎回笑いが絶えない。
すごく素敵なネットワークだ。

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このエコミュカル、まだスタートして1年程度なのだが物事を動かしていく力がすごい。
「ゴミ処理」に関するすごく分かり易い冊子(リーフレット)が出来上がった。
僕も製作に一部関わったが、メンバーがそれぞれ持っている才能や資源を持ち寄って形になっていくプロセスは感動的だった。

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「1つですむのに3つもいらんよ! ゴミ処理問題は田川の将来を左右する?!」
(↑PDFファイルにリンクされています)

まずは知ることからスタート。
田川地域にゴミ処理場(焼却前提の焼却場)を3つ新設するという話が進んでいる。
これからの人口減少や財政状況を考えると、かなりの非効率&無駄なこと。
現状を的確に理解した上で、「ではどうするのか?」という提案まで盛り込んだ冊子。
ゴミ処理施設をどういったパタンで作ると、どれだけのコストが掛かるかの試算も含まれている。

田川市郡以外の方も、ぜひ読んでみて欲しい。

最近の僕の関心は「社会が変わる」とはどういうことか?
学生時代にさんざん理論研究をしてきた社会運動論/社会変動論が目の前で現実に展開していく。
昔は現実よりも理論だったが、今はすっかり理論よりも現実になっている。
理論を学んだからこそ、それが思想になっていて、ブレずに活動していけているとも感じる。

会議の中では「私たちのやっていることは、民主主義を民主化するってことなんよ。」
「この活動は文化運動やけんね」といったコメントも出てくる。
なかなか得難い機会の中で実践的に学び気付きを得られるのがとても嬉しい。

「まだ一年、トコトンいこうぜエコミュカル」

手前麹を仕込む会 2/15&2/17

味噌、醤油、日本酒、甘酒みりんなどなど
麹が原料になっているものはたくさんあります。

けれども、麹を仕込んだ経験がある人はあまり多くありません。
赤村の田舎家屋にて、土間にあるカマドを使って一緒に麹を仕込みましょう。
やってみると、意外と簡単。
仕掛かり品を持ち帰り、自宅で麹に育てる=完成させる企画です。
麹があれば塩麹に醤油麹、甘酒などなど自宅で簡単に手づくりできますよ。
手と五感をたっぷり使って、たのしく手づくりしましょう。

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自然と暮らしと平和のがっこう beart
手前麹を仕込む会
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日時:2月15日(日):10時~14時半(終了予定)
2月17日(火):10時〜14時半(終了予定)
場所:赤村 後藤自宅(参加者に詳細をお伝えします=源じいの森温泉から近いです)
参加費:2000円(仕掛かり品の麹1キロお土産&資料付き⇒自宅で完成させてください)
両日同じ内容ですので、いずれかの日程でご参加ください。

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意図つむぎをやってみて

先日、12/21と12/23 に「意図つむぎ」というワークショップを開催しました。
当初はどちらかの日程でやれれば良いかな、と思っていたのですが、結構反応があり両日開催。

12/22が朔旦冬至という特別な日。
陰極まりて陽に転じる 言ってみれば、お正月のようなタイミング。
その前後に、8名(3名+5名)に集まっていただき、企画を実施。

それぞれの日で、参加者に特徴があり、とても面白い組み合わせでした。
みんなが仲良くなっていく感じもすごく素敵なもの。

一年を丁寧に振り返り、そこから得られる気付きを整理していく。
そして、コーチング的な質問を並べたシートに向き合う。
そこから今後の方向性となる「意図」を見えるように書き出していく。
そして、ワクワクしながら「やりたいこと」を整理しました。
そのやりたいことも、具体的に取り組めるレベルに落とし込んでいきました。

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今シーズンの田んぼ

今更ながら、稲刈りなどの振り返り。
昨年は、何と80%をイノシシが食べてしまうという事態に陥りました。
これまで対応できていたイノシシ除けのネットはいとも簡単に喰いちぎられ侵入してくる。無力感を感じつつの田んぼ仕事だった。

今年は友人が電気柵を貸してくれたこともありイノシシを食い止めることができた。電気柵に草が当たらないようにという草刈り作業は結構大変だった。夏場は1週間ごとに切らなければ間に合わないぐらいだった。電気柵があることで気付く草の生命力。

更に収穫間際にはワイヤーメッシュという金網状のフェンスが集落に導入された。
そんなことが重なり、今年は有り難いことに一年分の米が収穫できた。

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2/3 【スマホと子ども~すぐそこにあるデンジハ!~】

今や100%避けて暮らすのは不可能とも言える電磁波。
僕は軽度の過敏症だと自覚しているのですが、狭い部屋の中で複数台ケータイやスマホがあると具合が悪くなってしまいます。

なので、地域関連の会議でも「電源オフ」をお願いしています。

2/3に新宮町にて電磁波に関するセミナーをします。
今回は、子どもへの影響などにもクローズアップしながらのトーク。
調べれば調べる程「ぎゃー、あぶないな〜」という気持ちになります。

この現実を作り出しているマインドセット(考え方と行動様式)を根底から見つめ直さないとね、というのが最近よく思うことです。

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【スマホと子ども~すぐそこにあるデンジハ!~】
◆2月3日(火)10:00~12:00
◆講師:後藤 彰氏
◆場所:シーオーレ新宮 3F 視聴覚室
(新宮町大字下府)
◆お申込み:地球のめぐみ
Tel/Fax:092-962-6183
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