「今ここ」と「前に進むエネルギー」

年末に参加したプラムヴィレッジ タイランドでのリトリート。
その後2ヶ月近くが経って、自分も日常生活モードになっているのだけれども、根底で何かが違ってきている感覚がある。
それは、「おいおい、大丈夫か?」というぐらい焦りがない。

リトリートにてみんなでよく歌う瞑想をしていたプラムヴィレッジソングがある。

幸は今ここ/Happiness is here and now.
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幸は今ここ。
悩みは捨てた。
どこにも行かない。
することもない。

幸は今ここ。
悩みは捨てた。
何かをしようか。
でも急がない。

Happiness is here and now,
I have dropped my worries.
Nowhere to go, nothing to do,
No longer in a hurry.

Happiness is here and now,
I have dropped my worries.
Somewhere to go, something to do,
But I don’t need to hurry.
==================なんだか、この歌、歌詞が言わんとしていることがジワジワと自分の中に沁みている感じがする。これまで常にどこかにあった「前のめりな感覚」「焦っている部分」がリラックスしているのだろうか、全体的なモードがスローあるいは「いい加減」なのだ。

例えば、朝の起床。6時に目覚ましをかけていて、7時過ぎまで起きれない状態があった時、以前だったら「あぁ、なんてこった、もう7時じゃん。こんなことだから。。。」とじんわりと自分を責めるモードがあった。
それが、今は無い。「ほぉ、7時か」ぐらいのもの。

あるいは、このブログに月2〜4本ぐらい、あるいはもう少し記事を書いていきたい。
「書きたいな」となんとなくイメージしていることはアレコレあるのだけども。
2月はまだ今書いているこの1本。

「やるべきこと」みたいなものが、頭の中を占める割合がガクンと減っているからだろうか。
「達成すべきこと」もないし、「成果を出すべきこと」もない。あるとしても、それはマインドが形成しているだけでしかない。
自分の中の深いところに、どっしりとした落ち着きがある。

並行して、今はパートナーと2歳の娘と一緒に暮しているので、その時間を大切にしている。自分にとっての「今ここ」の家庭において平和を意図することが、世界の平和にもつながっていくと思っている(まぁ、パートナーとの小競り合いは依然としてわんさかありますが)。
今時期にムスメッチとたっぷり時間を過ごすこと。彼女のニーズに寄り添うこと。
「何かを達成する」ことよりも、今ここでそっちにエネルギーを使っていたいのだ。

なので、感覚としては「怠惰」「停滞」というのとも質感が違う。
日々、季節の変化や風、草木の存在を感じ、ムスメッチのいのちを感じ過ごしている。深いところで、ヨロコビとつながっている。

一方で、個人事業主なので、自分が仕事をすることで暮らしが成り立っていく。
なので、「することもない」とも言っていられない側面がもちろんある。
確定申告を前に経済状況を把握すると「ありゃりゃ、これじゃぁ、真っ赤っかだね。倍以上の働きをしたいな」という感覚がある。
けれども、どうしたことか、エンジンがかからないというか、自分を前に前に進めていくエネルギーが今までの質では出てこない。

今、これを書きながら気付いているのは、「今までと違った質の前に進むエネルギー」につながる必要がありそうだということ。
それはよりマインドフルネスを深めることなのか、IFSで言うSelfのエネルギーにしっかりつながることなのか。
その辺を探究するのも面白そうだ。