我が家にベイビーがやってきてあっと言う間に8ヶ月が経ちました。
いろいろあったけど、なんだかんだで主夫業にも慣れてしまった。
稼ぎ仕事にはほとんど出て行かず、だいたい家にいて家事をして、なんとなくその日が終わっていく。
玄米に味噌汁中心の食事をして。
日々布オムツを洗い、干してたたんで。
近場から枯れた竹を運び五右衛門風呂をたく。
裏山に入って倒木を引っ張り出して薪を準備したり。
新しく棚や薪ストーブガードを作ったりして3人暮らし用に家を整えたり。
ビワの葉で天然菌の納豆を仕込んだり、干し柿を作ったり。
どっぷり暮らしている。
日常の中に赤ちゃんがいて、最近は食事中に「わたしにも~」という感じで「うにゃ~!」と絶叫しているのを見るのが微笑ましい。
梅干しを入れている容器をひっくり返して味見をしたり、
カットしてある柚子をペロペロ舐めてみたり、
よそっておいたスープに手を出して熱さで泣きわめいたり、
蒸したサツマイモを頬張ってみたり。
季節の移ろいを感じつつ、過ごしていたら、
誕生の春から夏、秋を経て、冬に向かっている。
時々「こんなことで良いのか?大丈夫なのか?」と考えることがある。
マインドが作り出すものはこんな感じ。
「自分が社会から取り残されてしまうんじゃないか」
「何も生み出せていないんじゃないか」
「仕事を通して成長する機会を失っているんじゃないか」などなど。
目の前にある「実際」にフォーカスすると、
ベイビーは笑ったり泣いたりしながらすくすく楽しそうに過ごして育っている。
これまでの気ままなひとり暮らしと違うモードで
「家族をやっていく」という実験を模索している。
夫婦間の小競り合いから自分を深く見つめる時間がたくさんある。
今、ここに平和や歓びを感じる、あるいはそれを生きるプロセスがある。
「ま、これで充分」
とつぶやきつつ、「こんなことで良いのか」という声も消えてはいない。