瞑想的播種のじかん

毎年、何かと課題が多い苗づくり
今年は、以前から関心があった「みのる式ポット苗箱」を導入。
これの利点は、培土が少なくて済む。苗取りが楽。頑丈な苗が出来る。
田んぼに水を当てて、そこに苗箱を置いておける=水やり不要。

苗半作と言って、苗づくりで作物の生育はかなり変わるとの話しも。
がっちり苗を育てて、一本植えする。そのスタイルをこれまでも追求してきたけれども、雑草に負けたり、思うように生育しなかったり、いろいろありました。
ということで、まぁ、今年も実験なわけです。

この苗箱
なんと、ありがたいことに大規模にやっていらっしゃる農家から廃棄予定のちょっと破れたようなものをいただけることに。
買うとそれなりの値段がするのでラッキー。つなげてくださったKさんにも感謝。

さてはて、初めてのことなので、試行錯誤の連続でした。
山砂系の土、腐葉土、モミガラ燻炭を活用。
腐葉土とモミガラ燻炭はあまり深く考えずに仕込んでおいたものがあって、使えました。なんでも、やっておくものですね。


左からモミガラ燻炭、山砂系、腐葉土
土はふるいにかけると驚くほどサラサラに!

大変だったのは播種。播種版をアクリル板を使って自作したのだが、思うように機能せず。。。

多分、作りが大雑把すぎたのです。詰めが甘い。。。
改良する時間もなかったので、「ええい、もう地道に手作業で播いてしまえ」ということに。

「めんどくせ〜!」って思いながらやることになるかと思ったのだけれども、これが意外や意外、すごく深い時間となりました。

我が家はとびきり静かな環境にあって、聞こえてくるのは、鳥や虫の声、風のささやき。
太陽の光を感じながらの作業は正に瞑想。
ひとつひとつの播種にこころを込めてやることを意識。

「ここはバリのリゾートか!?」という雰囲気でした。バリのリゾートは行ったことないけどね。

というわけで、なんだかんだと遅れて、5/9に播種が完了しました。
時間はかかったけれども、すご〜く豊かな時間だった。
田んぼも狭いので、枚数も限られていて、良い経験&たのしい作業でした。
都合作業時間は、10時間ぐらいかなぁ?そのぐらいなら、まぁ、2日ぐらい使ってやって良いよね、と思えています。

ちゃんと芽が出てきてくれるかな〜とドキドキしながら、イネのいのちを信じながら待つ日々が続きました。

つづく