自主的なヴィパッサナー瞑想会

ちょっと前に知り合った隣町の人がヴィパッサナー瞑想者だった。
福岡市内で1日瞑想会があるけども、なにせ遠い。
話の流れで近場で集まって瞑想会をやってみようということに。

先日はその1回目だった。
まずは気楽さと交流を両立させるべく、9時半〜12時半ぐらいで瞑想、そしてその後は持ち寄りでご飯会となった。参加者は僕を含めて3名。

瞑想の部はアナパナ瞑想を30分ほど。
そして、ヴィパッサナーのグループ瞑想(60分ほど)を2回。
古い生徒がアクセスできるゴエンカ師によるガイド音源があるので、それを使ってやってみた。

家族になって暮らす中で、日常での瞑想になかなか難しさがある。
今は、ちょっとした時間や眠る前に坐ったりという程度。
なので久々にしっかり坐ることができた。

自分の中で集中力が高まってくる感じや、内に意識がググっと向かう感じが深まる。
2時間半強ぐらい坐るのは久々だったけど、「意外といけるね」「このぐらいの密度があると深まるなぁ」という感覚だった。

今回、個人的な体験として面白かったのは、ヴィパッサナーで自分の身体の感覚を感じている時に、「客観的に観察する」と指導があるのだが、「これって、パーツワークで言うセルフの状態で在るってことじゃないか?」という感覚があったこと。
身体の痛みや様々な身体感覚を一回り大きな自分が包み込むような状態。
痛みと自分を同一化しない。

セルフの状態でのヴィパッサナー瞑想は、これまでの瞑想実践と微妙なニュアンスが違う感覚がある。この辺はまた探究してみたい。

瞑想の後は聖なる沈黙も解いて、食事をしながらお互いのことを知る楽しい時間。

農村に住みながら、近場でこういう場が持てることが嬉しい。
都市に出て行っていたら往復2時間とかはザラだから、近場だったらその分で瞑想もできるし。
ひとまず月1回ぐらいで続けていくことを計画中。