11/16〜 共感コミュニケーション講座・入門編@福岡市東区

共感コミュニケーション講座・入門編@福岡市東区
責めない、操らない、ジャッジしない、子育てや関係性へのヒント

3日間で、共感コミュニケーション/NVC(非暴力コミュニケ-ション)の基礎を丁寧に学びます。知的な理解はもちろん、複数のワークを通して体験的に学び、「つながり」や「共感」を軸にしたコミュニケーションと在り方を腑に落としていきましょう。
福岡県田川郡赤村にて自給的な暮らしをしつつ、NVCやサイエンズ、ヴィパッサナー瞑想などを学び、統合している後藤彰がコーディネートします。

nvc_バンビ11月

日程:①11月16、②11月30、③12月7日(3日間セットの講座です)
時間:10時~14時半
場所:バンビの木箱(福岡市 東区社領1丁目2−9)
参加費:各回3,500~10,500円(スライディングスケールという価格体系を取ります。講座に参加して気持ち良く支払える額をお願いします。再受講者には割引制度があります。お問い合わせください。)
持ち物:筆記用具/お昼ごはんはご持参ください。食べながらの質疑もします。
定員:10名程度

問い合わせ&予約:banbinokibako★gmail.com
★は@に変えてください。
電話:092-621-1666(田中)
FBイベントページ「参加」ボタンも可。

【企画への想いと内容】
共感コミュニケーション/非暴力コミュニケーション(NVC)を学ぶことで「世界の見方」が揺らぐことでしょう。
「この子は本当にワガママだ」といったジャッジ(正しいか間違っているかの評価/判断/分析)
「嫌だけど私は家事をしなければならない」という義務、我慢、犠牲のモード(すべき、ねばならない、当然そうだ、仕方がない=私の責任ではない)
「これだけのことをしたのだから、罰せられて/感謝されて当たり前だ」(罰と報酬による操作)
「~をしなさい。さもなくば」という押し付けや強要(意に反して何かをさせる、やめさせる)
残念ながら今の社会の中ではこういった「物事の捉え方」を土台にしてコミュニケーションをしたり、子育てをしたり、暮らしたりしています。
「その人の意思に反して何かをさせる/やめさせる」ことを暴力と捉えると、多くのコミュニケーションのパタンは暴力的になり得ます。

共感コミュニケーション/非暴力コミュニケーション (NVC) では、これらの枠組みを全く違うものに変容させます。
「お互いの中に人間性を見出し、思いやりと共感をベースにした関係性の質をつくる(敵という存在がいなくなる/みんな自分の大切にしたいことを満たそうと最善を尽くしている)」
「お互いのニーズ(大切にしたいこと)を尊重し、お互いの人生をより素晴らしいものにする(「正しい/間違い」から「大切なこと」へのシフト)」
「ヨロコビから行動することを目指す(自分のニーズとつながる/相手のニーズに貢献する)」

私たちの世界の見方が変わると、目の前にある現実が違って見えてきます。コミュニケーションは日々の暮らしの中で常にあるものです。モードが変わり、やり取りの質が変わると人生が変容します。

heart

例えば「なんで毎日家にいるのに、こんなに片付かないんだ。ちゃんと家事をやってくれよ!疲れて家に帰って来るたびにイライラする!」という発言。受け手は「批判された/私がダメなんだ」「私だって忙しい中でベストを尽くしているのよ。だったら少しは手伝ったら良いでしょ」といった反応もできます。大抵は対立的なやり取りになるでしょう。「どちらが正しいか/間違っているか」の主張のし合い。誰の人生もより豊かにはなりません。

しかし、お互いが「何を大切にしたいのか」というニーズとそこにある感情に注目することも可能です。「イライラした感じと不満があって、家に戻ってきたらリラックスできる環境と時間が必要なのかな?同時に今の話を聴いてすごくショックだし悲しい感じがしてるのよね。お互いに理解し合うことや協力することを大切にしたいから、5分ぐらい時間を置いて落ち着いて話ができないかな?どうだろう?」と相手とつながろうとするやり取りもできます。

自分や相手が何を必要としているのかというニーズに着目し、そこで共感したり、つながることができると、表面に出てくる感情や言動に振り回されずに済みます。そして、どうしたらお互いの大切にしたいことを満たせるかを前向きに考えていけます。
これは、夫婦間や子どもとのやり取りにおいても大いに活かせます。
「家族や子どもとの関係性の質が変わった」「自分自身への理解が深まり、自分にもっと優しくなれている」「相手の話を聴くということの意味が根本的に変わった」といった参加者からの感想もいただいています。

自分自身や家族の平和や調和につながる日々のコミュニケーションのあり方。その土台にある「世界の見方」を含めて一緒に学びましょう。

3日間でカバーするテーマ(あくまでも予定です。参加者の感じやその場のニーズに沿って柔軟に講座を進行します。)

①11/16「共感コミュニケーションの概要と自分への共感」
★共感コミュニケーション/非暴力コミュニケーションの枠組みと世界観の解説
★共感的ではないコミュニケーションと自覚
★同調とは違う共感の体感
★自分に共感するということ

②11/30「相手を共感的に聴く」
★現れた言動ではなく、相手の内面(感情とニーズ)を聴き取る。
★相手の立場に身を置いてみる。

③12/6「お互いの人生を豊かにするリクエスト」
★リクエスト(お願い)と強要の違い
★相手に対する批判や非難をリクエストに翻訳する
★リクエストを含めたNVC的な対話の練習

すべて複数のワークをしながら体験的に学ぶ場になります。みなさんからの質問やコメントに沿って、学ぶ内容は柔軟に変化させていきます。その場その場でみなさんが必要としていること(ニーズ)に寄り添います。

【コーディネーター】後藤 彰 (Gotoh Akila)
東京出身 田川郡赤村にて農的暮らしをして11年。
半農半スロービジネスの実践者。自然の中で感性豊かな暮らしを展開し、そこで培われた直観をベースに本質的な学びと気付きを提供している。ナリワイは共感コミュニケーション/NVC講座、コーチング、ワークショップ各種、農的体験イベント、お話会など。
コミュニケーションが変われば、世界がもっと平和になると思い、共感コミュニケーション/NVCを学び伝えている。
2015年10月、Jim & Jori によるNVCミディエーション(調停)合宿に参加。
2016年2月にマウイ島で実施されたNVCの国際集中トレーニング(IIT)に参加。
2017年度はBayNVCが運営する通年でNVCを学ぶLP (Leadership Program) にも参加している。
福岡県内を中心にNVCの入門講座を開催。知的理解の枠組みと体感をバランス良く得られると好評をいただいている。
こころや意識の浄化/純化がそのヒトの内側に平和をつくり出すという視点からヴィパッサナー瞑想を実践。6年ほど年1回は10日間コースに参加し、この経験からマインドフルネスを深めている。
「サイエンズ/SCIENZ」という手法を通して物事の捉え方や「本質」の探究も学んでいる。サイエンズスクール主催のコースは全て修了。地域での自主的な検討会の進行役も務めている。

一人ひとりの内に平和を、関係性に共感と思いやりを、社会に真の創造性を。