もう草取りシーズンは終わりましたが、思い出しながら。
田んぼ仕事で欠かせない草取り。
放置しておくと、草に埋もれて稲が育ちません。
今年は、田植え後7〜10日頃に「竹枝除草」をしました。
竹の枝をセットした道具を引っ張って田んぼの表面にある雑草と発芽スタンバイの種を除去する手法。
しかし、これが良いのか悪いのか。。。
僕が扱っている田んぼは浮き草と藻が多いため、それらに稲が埋もれてしまう。
結局、竹枝を引いた後に、埋もれてしまった稲を起こす作業が必要でした。
効率的なのか非効率なのか、分かりません。
その後、10日ぐらいした所で、チェーン除草。
初期にチェーンを引くと稲が埋もれてしまうと思って、初期は竹枝、その後はチェーンと切り替えています。
チェーンを引くことで、竹枝を引くのと同じ効果を持たせます。
竹枝もチェーンも稲を刺激して、株が強くなるという話もあります。
来年は初期から連続で竹枝にしてみようかな、とも思っています。
後は、田んぼに入って手で取る。
猛烈な日差しの中で、中腰になり、ひたすら草を除去していく。
結局、手で作業するのが一番効率的なのかもしれないなぁ、なんて思いながら。
今回は、7G Walk のメンバーが滞在中だったこともあり、かなり手伝ってもらいました。他にも田植えに来てくれたメンバーも加勢してくれました。
ひとりでモクモクとやると「何時間かかるんだ〜?」という気持ちになりますが、人手があると、嬉し楽しです。
なかなか田植え後に田んぼに入る経験も一般の方にはないようで、「良い経験が出来た」とコメントもらいました。
夏の暑い盛りは、イネの成長も早いが草の成長も早い。
「えっ、10日前ぐらいに除草したのに」と思う程、草がびっしり生えてきます。
今年は、コナギが大繁茂。
「これを手で取るのは。。。」と思っていたら、去年購入した「アイガモン」という草刈り機に取り付ける道具に気付く。
刈り払い機に取り付けて、水田の上を進んでいくことで、除草をしていきます。
これが意外と活躍してくれるのだけれども、けっこう重い。疲れる。
まぁ、手で取るよりもスムーズかな。
大体、植えてから1ヶ月半ぐらいまでの間に除草作業は完了させます。
田んぼの雑草を根絶するといったことは発想にありません。
稲が負けないように、適度に除去する。
なので「まぁ、無理せず、このぐらいで良いか」と意外と適当です。
一般的には除草剤を振れば楽なのでしょうが、それはしたくないのでしません。
草取りが終わると、後は水管理をしつつ、イネの成長を見守ります。
イセヒカリは穂が出揃いました。
赤米もキレイな穂がチラホラ出てきました。
赤米はイネの原種に近いと言われるだけあって、かなりの生命力。とっても元気。
集落の方からも「あんた、今年はイネがすごい良いじゃない。手本のごたぁる」と言って頂く。
秋の気配を感じつつ、稲は実を充実させるプロセスに入っていきます。