僕が扱わせてもらっている田んぼは、いわゆる「ヤマツキ」の田んぼ。
山の中にあり、基盤整備も入っていないので、小さい田んぼ。
でも、集落の先人達が丁寧に環境を整えて来た田んぼ。
今年は、とにかく雨が少ない。
というわけで、田んぼに入る水が圧倒的に少ない。
これにはいかんともしがたく、どうしようもない。
雨を待つしかないという状況。
しかし、なんとかしたい。
ということで、上の田んぼから落ちていく水をホースで引かせてもらうことに。
ホースをどう固定しようか、アレコレ考えた。
突っ張り棒のようなもので側溝に固定する?
木の板をはめて、そこにホースを固定する?
お金をかけずに、知恵工夫と思いながらツラツラ考える。
ん、土嚢でいいじゃん。
ということで、土嚢で水を止めてホースを置き、その上にまた土嚢を乗せることに。
ホースの先には壊れた雨樋(塩ビ管)を利用。
土嚢といっても、買い物袋に土を詰めた簡易のもの。
高低差でホースの中を水が移動して、田んぼに入る!
この水がなければ、いっこうに田んぼの準備ができなかったので、かなり有り難し。
そして、数日前に降った雨で、田んぼが田んぼになりました。
百姓仕事は、本当に自然次第。「まぁ、しゃーないね〜」ぐらいの気持ちが育まれます。でも、山の保水力が落ちているのかもなぁ、とも思い、やや心配にもなりますね。
そろそろ田植えです。
が、明日は大雨の予報なので、イベントは中止とさせていただきました。