ナリワイとしての学びの場づくり

ここ最近、ありがたいことに、お話し会の講師の依頼をいただいている。
テーマは、半農半スロービジネス、電磁波、食品添加物、自然農などなど。新宮町で話した内容への反響からすぐ隣の古賀市でお話しさせてもらったり。

専門家を呼べば高くつく講演会。専門家ではない僕のような人間が、その領域についてそこそこ詳しく調べ、多角的に情報を整理し、実体験を伴って理解していることを伝えていく。目線が参加者とそこまで変わらないので、聞く方も気楽で良いのかもしれない。

自分の中で深化させていきたいお話し会。もう少しワークショップ的な要素を入れ込んだり、フリートークのファシリテーションをしたり、自分で学ぶということへつなげていったり、体験的に学ぶということを用意したり。自分なりに質を高めていきたいのでアレコレ妄想している。

思えば、大学時代から興味のある領域の情報をまとめて、自分の視点でまとめて発信するということをしてきた。学術的な領域を出てかなりの時間が経っているけれども、やっていることには大差がない気がしている。

幸い僕はビンボーヒマ有りなので、たくさん本を読む時間がある。逆に、そうそう本を読む時間などない、けれどもより良く生きたい、そのためにいろいろ理解したいという人は多いと思う。ある意味で、僕は通訳あるいは編集という役割を持っているのかな、と思っている。
ここで意識しているのは「消費される学び」ではなく、「価値を作り出すための学び」ということ。ここでの価値は、その人が自分自身や社会に対する新しい認識や気付きを得たり、行動が変わっていったりするという意味。
そういった場をどう作るか、そんなことを事前にアレコレ考えて準備するのが至福の時間だったりする。
「ゔぁ!この資料を見せたら面白いね!」「そっか、ここでこの動画を見てもらおう♪ふふふ」なんてひとりで盛り上がっている。。。

世の中をより良く理解しより良く生きるために学び、それを人と共有し、感じて、考えて、行動を変化させるキッカケを提供し、その場やプロセスからまた自分も学ぶ。
学びの場づくり。このナリワイ、なかなか気に入っております。