大学で仕事をしている友人がいる。
ちょうど、その地域に出向く機会があるので「おっ」と思い付いて、彼女が受け持っている授業で「何かさせてもらえないかな?」とリクエストしてみた。
「好きなように何かやってもらってOKだよ」とのお返事。
やり取りしてみると、学生さんはほぼアジアからの留学生だという。
異国の地に来て、学びつつ、バイトもしつつ、恋愛やら将来やら人間関係やらの悩みもありつつ、生きているんだろうなぁ。
そんな若い人たちに、どんな場をお届けできるか?
時間は実質70分間ぐらい。
大きな枠組みとしてはNVC的な要素や傾聴、共感のエッセンスを伝えられるかなぁ。落ち込んだりしても仲間同士で「話が聴き合える」関係への一歩になったら素敵だな。
でも、一番ベースになる自分への共感の方が先かなぁ。いきなり相手に共感って難しいか。
まてよ、そうなると感情とニーズとか伝えることのボリュームが増えそうだなぁ。そこまで時間はないぞ。
うーむ、どうしようかな。
紙に書き出しながら想いを巡らせていると
「あぁ、自分自身につながること、思考とは違う気づきの領域という文脈でマインドフルネスを体験的に伝えてみたいな」というのが浮かんできた。
そんな話を友人にしてみると「へ~、実は去年の授業でティク・ナット・ハンの “Peace is Every Step” を読んできた学生たちなんだよ。お話しとしてはマインドフルネスは知っているけれども、それの実践ということで面白いかも」と。
ふむふむ、流れを感じるね。しかも、この本、前に別の友人が読んでいるのを見てからちょっと気になっていてまだ入手していなかったのだ。
さっそく取り寄せた。
留学生メインの大学生向けマインドフルネス講座。
言葉のギャップがある中で、非言語の領域で目一杯感じ取ってもらえたら嬉しいな。
呼吸や身体感覚、食べるということなどに、意識を向けて味わう時間を持とうかな。
どんな場になるか、1週間後ぐらいなのだけども、とてもワクワクする感じがある。今から楽しみです。