お話会 その後の問答 後編

先日アップしたお話会後の質疑やり取りの続きです。

3:添加物を除去する暮らしをして、どういう変化やメリットがありますか?

一番感じるのは肌ツヤの変化。このライフスタイルを実践する前は、肌荒れがひどかった。今は、肌の状態がけっこう良いと思っている。
肌がキレイと言われることも多い。ちょっと照れるけどね。
普段の食事は玄米&野菜が中心。添加物はほとんどからだに入ってこない。入ってくると、気分が悪くなったり、ノドの奥が詰まったような感覚になったり、身体の変調を感じるようになっている。

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今時期、インゲン豆のオンパレード。たくさん実る。ありがたし。

食を整えた結果、この9年間、歯医者以外の医者にかかったことがない。
ケミカルな薬は一切身体に入れていない。
あ、歯医者で麻酔を打たれたことがあって、本当に嫌だった。
その後、一般的な歯医者には行っていない。
身体の調整のために、鍼灸に通っていた時期はある。

添加物も電磁波も遺伝子組み換え食品も僕にとってはノイズ。それらが入ってくると、気持ちや身体のバランスを崩される。単純に心地良くない。
「安い」「便利」という価値よりも、僕にとっては、自分の心地よさの方がはるかに大切。
食や暮らしが整っていると、意識もクリアだし、生きていることが毎日愉しい。自然の中にいると「おお」とか「はは」とかひとりで言ってる感動の連続。

4:添加物が入っていない食品や有機の野菜などは、自分も買っているが、やっぱり高い。お金が掛かるという実感がある。

添加物でコストを下げたマガイモノの食品が安すぎるだけかもしれない。
その時は安く感じても、病気付きだったら返って高いと思う。
モノの全うな価格って、自分で手づくりしたり、育てたりしたら感覚的に分かってくるとも思う。「安い」ことが不自然に思えてくると、その安さがどういった背景から来ているのかにも想像が及ぶと思う。

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5:後藤さんの実践しているようなライフスタイルをどう広めて行くか?例えば、大学生なんかが将来を考えた時に多くはお金中心の論理に巻き込まれていく。どう、魅力的な選択肢として発信していくかが問われると思う。

本当に、そうだと思う。例えば、喜んでブラック企業で働く人っていないと思う。実態は、仕方が無いから、生活のためにということだと思う。
ここでお金の持つ力も大きい。「お金がなければ生きていけない」という不安をベースにした社会と暮らし。
自然に大いに頼って暮らせば、それほどお金に頼らなくても良いライフスタイルが作れる。僕は月3万円程度あれば暮らしていける体制を整えている。そうしたら、あまりお金のために働く必要がない。その分、自分がしたい学びや地域との関わりに時間とエネルギーを使っている。
お金自体は、ギリシャの経済危機を見ていれば分かると思うが、いつ紙くずになるか分からない代物。それに振り回されて、不安をベースに生きるのは愉しくない。
自然に頼って、生きることを味わえるライフスタイルはとっても愉しい。
僕は毎日満たされている感覚を持っている。ありがたいこと。

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発信に関しては、僕にとっても課題。もっと「あこがれ」を持たれるような在り方をしたい。シンプルでエレガント。これは常に課題(出来ていない)。

僕の展開していることはかなり特殊だと思う。「突き抜け過ぎ」「極端過ぎて参考にならない」と言われたこともある。自分は自分の快適を追求しているだけなのだけどね。
なので、多様なモデルがあって良いと思う。都市に住みながらという形でも良いし、仕事をしながら農的な営みを取り入れるということでも良いし。多様性は創造性の源泉になると思う。
一人ひとりが自分に納得の行くライフスタイルを展開して、より良い社会や個々人の在り方を追求していけると良いと思う。ぜひ、一緒に流れをつくっていきましょう。

以上