もう、次の展開は始まっている(お話し会の報告)

先日、兵庫県三田市にある「ギミー・シェルター」という友人がやっているカフェにてお話し会をさせてもらった。

「半農半スロービジネスという生き方 脱モアモア教へ向けて」というタイトル。
兵庫というあまり縁がない場所でのお話し会。果たして人が集まるのかな、と思っていたら、カフェ店主のネットワークもあり、21名が参加してくださった。
会場はギュウギュウ詰め。とっても嬉しかった。

事前に参加者の情報として「既に農的なことを実践している方が多いです」と聞いていた。けれども、僕の話しは「半農半スロービジネス」のノウハウではない。その根底にある、生き方、在り方の部分をたくさん話し、視点を提示するつもりでやっている。だから、あまり不安はなかった。

このお話し会では、主に「何で僕がスローライフ、半農半スロービジネスということを展開しているか」という理由を話す。それから、具体的にどんなことをやっているか、ということを話す。
前半部分は抽象的な話しもあるけれども、社会の仕組みや考え方の枠組みなどを本質的に問うていく。哲学的・思想的なことも話しの中に盛り込む。

恐らく、多くの人は普段あまり触れないか、何となく意識しているぐらいの領域だと思う。
僕は我ながらガンコなので、この軸を大切にしている。
思うに、この部分が曖昧だと軸がブレる原因になると思う。
そして、モアモア教(お金が大切、経済成長ドンドン路線、大量生産&消費&廃棄etc)に絡め取られてしまうのじゃないか、と思っている。
サティシュ・クマールさんら先達のメッセージも借りながら、伝えたいことをストレートに届けている。

「めっちゃ、面白かったっす!」
「予想外に深い話しで、とても良い時間でした」
「普段の生活の在り方についてなど、揺さぶられる話しが多く、考えさせられました」などなど、好評でした。

お話し会の後の交流の場でも色々と情報交換や意見交換ができて愉しい時間だった。
参加者の中にはかなり自給率の高い人、大きめに農をやっている人などもたくさんいて、「世の中の流れのひとつ」を大いに感じることができた。
この流れにしっかりと「在り方の哲学」とでも言おうか、思想的なエッセンスを組み込みたい。
「もう、次の展開は始まっている」

このテーマのお話し会
いろいろな所でやりたいと思っています。
4月上旬に関東に出る予定があるので、
関心のある方はぜひお声掛けくださいね。