火のある暮らしと天然ボディワーカー

去年の5月に3800円ぐらいで8kgのプロパンボンベを充填した後に、これをなるべく長く使おうと決めた。ボンベの充填期限が切れるというのが主な理由。

さて、どうするか?
自分で焼いた炭があるので、それをけっこう使う。
風呂を沸かすのは薪なので、そこでできる熾(おき)を火消し壷に入れて、いわゆる消し炭を作る。薪ストーブからも眠る前に同じ要領で消し炭を取り出す。

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(風呂の焚き口=工夫したらパンも焼ける)

七輪に炭を入れて、お湯を沸かす、圧力鍋で玄米を炊く際に沸くまでの肯定(加熱はガス)、調理全般。
結局ガスは火力調整が必要な玄米炊飯がメイン。炭をおこしている時間が無い時にもバックアップ的に使っている。あくまでも補助的な位置付けだ。
秋冬は薪ストーブがあるので、その上でお湯を沸かしたりも楽々できる。

そういうスタイルでやり始めると、慣れてくるし段取りも良くなってくる。
何よりも、身近な資源が燃料になり熱源になるということが嬉しい。

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そうこうしていたら、買った8kgのガスでほぼ1年過ごすことができている。
ボンベ自体がまだまだ重さがあるということは、1年以上それで過ごせるということか。
こうして過ごすと、ガス代が月数百円で済むことになる。
僕はその分だけシステムの中での金銭労働をしない。

薪ストーブを使わなくなる時期が来たので、ウッドガスストーブを自作してみた。
その辺にあるものやもらいものを活用するので原価ゼロ。
去年作った1号はボロボロになってしまった。燃焼室が小さくて扱いにくかったので一回り大きくしてみた。まだ改善の余地ありだけれども、火を扱う道具としては優れている。

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毎日がキャンプ生活のようなもの。お金ではなく手足と知恵工夫を使う&動かす。
このプロセスが心地よく楽しい。

先日、嬉しいコメントをいただいた。
「10年自給的な暮らしをしてきたってことは、それだけ身体と感覚をフル活用しているってこと。生活そのものがボディワークですよ、それって。あなたはボディワークを何を学びたいって言っているけど、天然ボディワーカーなんじゃないの」と。

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(山から恵みをいただく:たらの芽)

言われてみれば月の満ち欠けから鳥の声、カエルの声、空気感の変化、気温の変化などなど身体と感覚を通してキャッチする領域は広いと思う。食べ物や燃料など必要な資源を自然からもらってくることも日常だ。

日々の暮らしの在り方がプラクティス/実践という感覚で意識的に生きる(できていない部分が多いけど)。コメントをもらって、そんなところにいます。