2012年12月の記事
先日、半農半スロービジネス合宿 3泊4日バージョンを開催しました。
今回は、3名の女性が参加。
狙いとしては、マインドセットを変えていくということ。と~っても濃い時間と経験になりました。
頭での学びと実際の体験を通して、今の社会や経済の在り方をちょっと距離を置いて見てみる。そして、生き方や働き方の違った可能性をリデザインしていく。
今回もキーワードは「自然」と「暮らし」でした。
かなり寒いのでは、と覚悟をしていたのですが、意外と寒さは緩やかな赤村でした。
いくつかキーワードを軸に合宿の報告です!
「火」
薪ストーブを焚いたり、五右衛門風呂を焚いたり、焚き火をして、竹筒ご飯をつくったり、今回も「火」が暮らしの中にありました。
本当に不思議なもので、火があると、みんな安心して、ほっこりできます。
高校まで五右衛門風呂だった、という参加者も居て「懐かしさ」も感じてもらえました。
火は暖を取り、調理をしてくれ、人と人との距離を縮めてくれる優れたエネルギーです。
薪ストーブの上には常に鍋ややかんが乗っていましたね。
「食」
今回は初めて、食事をゆっくり村にて全て用意しました。前まではカフェ・クリキンディで準備してもらう部分がいくつかあったのですが。
夕子さん大活躍。食事を作りながらのキッチントークもとても弾んでいましたね。
このキッチントークと食事はゆっくり村合宿の醍醐味のひとつになっています。
マクロビ歴17年はさすがで、素材を見ながら「これとこれの組み合わせが良いかもね」と即興的に料理が次々と出来上がっていきます。
「甘酒を温めていて焦がした by akilagotoh」などのハプニングにも柔軟に対応。甘酒パンが急遽出来上がったり。
毎食「おいし〜」という声が聞こえないことはありませんでしたね。
普段はついついコンビニ弁当、という参加者も毎回居るのですが、じっくり食と向き合う、食の裏側について学ぶということを通して「げげげっ!これは、気をつけなければ」という気持ちになります。
日常での変化をどう起こすか。出来るところから、少しずつ。活力鍋(ゆっくり庵で使用している優れた圧力鍋)を買おうという参加者も毎回居ますね。玄米の美味しさに気づいたら、そこから楽しく変化していけるんじゃないかな〜。
とにかく、食を正すということは、基本の基本ですね。
夕子さんのマクロビ料理合宿なんてのもいずれ開催したいところです。
「農」
自然農の話し、川口由一さんの話しに触れ、ゆっくり庵の畑でも作業をします。今回は、落花生の収穫。そして、その後地にタマネギの植え付け。
かなりテキトーなゆっくり庵の畑。落花生を収穫した後に、その場で思いつきタマネギを植えていきます。無計画。。。
いやいや、畑仕事は即興=ライブなのです。
そしてその後は、キクイモの収穫。1片がこんだけ増える。
「自然はいのちを増やす営みなんです」という川口さんの言葉がリアルに響きます!
そして、収穫した食材はもちろん、食事の時に出てきてみんなの胃袋に入ります。そして、それが生きるエネルギーに変わる。畑、食、わたし。このつながりを感じてもらえたんじゃないかな。
その2へ続く〜