生き方デザイン合宿の報告

少し時間が経ちましたが11/2〜4 の日程で「これからの生き方をデザインする合宿」を実施しました。
今回は、東京、滋賀、福岡の3名の方が参加してくださいました。
それぞれ個性的なメンバーでかなり面白かったです。

ノープランでスタートした合宿。
どういうことを経験したいかを事前に提出してもらっていました。
おおむね「田舎暮らしの実体験」「自分にやれるのかの確認」といった動機が多かったです。

そんな中での2泊3日。お風呂を薪で焚いてもらったり、食事を一緒に作ったり、遅くまでスピリチュアリティについて語ったりもしました。

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合宿中は暮らし自体の体験と並行してちょっとしたアクティビティも実施。
今、住んでいるところがイノシシとシカによる田畑の被害が多くなってきているので、その対策グッズをゲットしに山に入り竹を伐採してくることもしました。
鬱蒼とした竹林に入っての作業。その後、少しひらけた森の中で時間を過ごしてもらったり。

また、自給用の畑を見てもらい、キクイモの収穫もしてもらいました。
「ゴロゴロ」出てくるキクイモに驚きの声の連続。
庭先に出てきた里芋も収穫。
本当に自然の営みというのは奥が深く、寛大で、優しい。

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季節の加工ということで、ゆずコショウを仕込んだり、納豆を仕込んだりもしてみました。
「買うから作るへ」ということが体感として理解できたら嬉しい限り。

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仕込んだユズコショウ。それぞれちょっとずつお土産でお持ち帰り。

短い時間でしたが、そんなことを体験しつつ、「田舎暮らしの具体的なイメージ」はつかんで頂けたようです。

最終日は「今感じていること」「浮かんで来たキーワード」「今後の方向性とやりたいこと」を丁寧に時間を使って整理。
それぞれが色々なことを感じ、考え、次へ向けてのデザインをできたと思います。
対話の中で「根拠がないけど、ラフターヨガが面白いかもよ」だとか「そっかぁ、それなら緑のふるさと協力隊という枠組みも良いかもね」なんて話が直観から降って湧いてきたり。

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オリジナルワークシートを使って、今後の方向性を整理。
言葉や図に書き出すことで見えて来るものがあります。

アッと言う間でちょっと物足りないぐらいの感じもあったかなぁ?と思いつつ。
3人の参加者というバランスも良く、とても良い合宿になりました。

以下、参加者の感想を一部抜粋して共有します。

Mさん
人と考えをシェアしたり、フィードバックし合ったり、自分を掘り下げるワークに取り組むことは、苦手でパスしたい心境になりがちだったのですが、有意義で面白いものなのだと思えるようになりました。少人数で三日間の間に何度か重ねて取り組む機会があったので、だんだん面白さを見出せるようになったような気がします。この過程が自分の原動力につながって、とても役立つことなのだと理解できました。

田舎暮らしで印象的だったのは、五右衛門風呂が思いのほか気持ちよかったこと、時間の流れ方が違う感じがしたこと、やっぱり火と畑のある生活がしたいと自分の気持ちを確認できたことなどです。自分にとって心地いいバランスやスタイルや、相性のいい土地を見つけたいという気持ちも膨らんで、実際に自分の肌で感じてこそわかることがたくさんあるということも改めて感じて、これからも実体験を通して自分らしい暮らし方を発見していきたいと思いました。

今まで頭の中で散らばっていた自分の理想が、合宿を通して体系的にまとまった感じで、自分のなかで「理想のライフスタイル」として灯台のようなイメージで捉えやすくなった感じがします。早くも日々の生活の波に飲まれそうな感じですが、ちゃんと方向性を意識すると、日々の些細な出来事に気を取られることも減るようで、今の居場所と時間を大事に使いたいと思えるようになりました。

Kさん
「緑のふるさと協力隊」の資料が手元に届き、説明会に行くのがドキドキしてきました。
期間が一年間で参加ハードルも低いので、自分を試すにはちょうど良いと感じています。

人との繋がりやその土地の歴史や文化を知ることは、地域の方と交流していく上で大切だと感じるようになりました。

田舎でうまくやっていけるかどうかの自信は五分五分といったところです。
しかし、やってみなければわからない、やってだめならまた考え直せばいい、という開き直りも必要だと感じます。

今の流れは魂の目的に沿っているはずだから、「緑の〜」に飛び込んでも大丈夫なはずだと思っています。

もう一人のKさん
今後のシフトについて
1.商品を買うとき、使うとき、それが構造的暴力に繋がっていないかを考え、どうすれば構造的平和になるかを考える。
例えば、テレビを見ること、ラジオを聴くこと、野菜を買うとき、水を買うときなど
2.買う前に自分で作れないか、代用品はないかを考える。
3.まずはやってみる。
帰ってから、塩麹を作ってみました。ラフターヨガについて調べました。
4.具体的な目標や到達点を描く

感想シェアは以上です。

いつも、合宿の最後に「遠い親戚ぐらいのつもりで、今後ともよろしくね」という話をします。こうして縁がつながり、一人ひとりがそれぞれのペースでより本質的な方向やより「自分を生きる」ところへ近づく。そういったことのお手伝いが出来ている現実に感謝です。

生き方デザイン合宿
興味の在る方は、こちらの枠組みをご覧くださいね。
寒さが厳しい時期はそれだけ火の暖かさを感じることができますよ。