ブツブツ交換と優しさ

去年の11月頃にユズがたわわに実ったので、到底使い切れず、困った。そこで、ブツブツ交換を呼び掛けた。
今年の3月には、畑で増殖したキクイモが食べ切れずに大量に余る見込みだった。これも困ったので、ブツブツ交換を呼び掛けてみた。


枝がしなるぐらい実をつけたユズ


短時間でこれだけ収穫できるキクイモ

意外や意外、両方ともに10件以上のオファーが来て、荷造りが大変なぐらいだった。
北は長野から、南は鹿児島まで。
送料を考えると、バカバカしいとも考えられる。
けれども、全国の顔の見える友人&知人から色々なものが交換ブツとして送られてくるのがとても嬉しく楽しかった。

無農薬の野菜の詰め合わせ
無農薬の黒大豆と小豆
味噌と醤油にリンゴジュースに干しリンゴ
こだわりの手づくりお菓子
干しワカメ
オーガニックコットンTシャツに無農薬キュウイ
その人が書いた著書
手づくりドリームキャッチャー
先でボディワークのセッションなどなど。


左から、干しワカメ、手づくりお菓子、オーガニックなお豆さん

こっちもちょっと多めに入れるけど、相手もちょっと多めに入れてくれたりして。
「こりゃもらいすぎですわ」とお互いが思っている節があって、それまた面白い。

差し出すこと、贈与することって本来的にすごく気持ちの良いことなんだなぁ、と実感。
そもそも、ゆずもキクイモも自然が差し出してくれているもの。それを「自分のモノだ」と主張すること自体が、ちょっと変にも思えてくる。

だって、ユズなんて、ほとんど何の手入れもしていないんだよ。キクイモも放ったらかしでザクザク収穫できるし。この点だけ考えても、自然界は豊かさ、優しさ、あるいは愛に満ちている。
その優しさを媒介にして、受け取る優しさもまた嬉しく暖かいものなのでした。

手づくりドリームキャッチャーは僕が良い夢をキャッチできるようにと想いを込めてくれたとのこと。良いことありそうです。