半農半SB合宿 報告 自然 学びと対話

2012年12月17日の記事

半農半スロービジネス合宿
キーワードを軸にした報告その2です。

「自然」
みなさんにとって、自然とはどういった存在でしょうか?
いろいろな自然観があると思いますが、ゆっくり村では「自然と人間が一体であること」「自然に生かされているということ」を大切な視点にしていたいと思っています。
言葉を換えると「ディープエコロジー」の感覚を基盤にしたいということ。

そんな感覚を少しでも感じとってもらえたらな~、と思いながら暮らしを一緒にし、体験プログラムを組んでいます。

今回は、森の中で、ブラインドウォークをやってみました。

目隠しをして、五感で自然を、自分を、他者を感じる。
小雨がパラつく中でしたが、素敵な時間となりました。

「ちょっと体調も悪いし、私は森の中に入るのは止めておこうかな」と躊躇していた参加者もいたのですが、「まぁ、そんなに険しくないし、ゆっくり一緒に行こうよ」と励まし合い森の中へ。
その参加メンバーは、森に入り樹々や水に触れる中ですご~く元気になっていきました。表情が全然違うんですねぇ。自然って本当に優しくて偉大だなぁ、と思います。

他にも自然から頂く素材で、竹筒ごはん&パンをつくってみたり、僕らを包み込んでくれる自然はいつも身近なところにありました。

 

「学びと対話」
合宿では、体験プログラムと並行して座学がいくつも組まれています。
現代的なグローバル化した食の話し。
暮らしをリデザインしていくということ。
スロービジネスとは何か。などなど、チーフ後藤彰が資料や映像を駆使しながら講義をしていきます。
普段見ることが余りない映像もじっくり見ます。

そして、大切なのは参加者との対話。参加者間での対話。

 

ゆっくり村的な対話には3段階があります。
1:自分との対話 内省など。
2:他者との対話 自分では気づいていないことに気づく、再認識する。
3:社会との対話 社会に働きかけること、何か行動を起こすこと、それは社会と対話していることなのです。自分の習慣が変わることや行為が変わることもそうですね。

今回もじっくり対話する時間がたっぷりありました。
それぞれの参加メンバーが、今回の合宿を通して「人の話しを聞く」ということのスキルを高めたんじゃないかなぁ、と思ったり。

ゆっくり村的学びは、座学、体験、対話から構成されているんです。

その3へ続く〜